愛のモノローグ (ページ4)

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知っていても知らなくていいことページ4

あの後、学力調査の試験を受けて、

その日はそれだけで終わった。

試験を受けてる間も意味わからない自己紹介をしていた。

“愛犬のベルちゃんに最近、会えてない”

“初恋の人が引退した”

“彼氏、いたりすんの？”

“美味しいトーストのやつ見つけた”

“喫茶店のナポリタンにはまった”

“そのナポリタンを箸で食べてたら、店員さんに薄ら笑いされた”

“なんで、そんな黙々としてんの？”

“少しもこっち見ないなんて、やばいね。”

“うわ、全然間違っていないじゃん。”

“面白くなーい”

最初は少しぐらい答えてあげようと思ったけど、

全然答えようと思えない質問だったので、

本当に無視をしようと思った。

その後も先生が一方的に喋ってくれたので、

黙々と試験を受けることができた。

以外早く終わったので、すぐに返してもらった。

家に帰っても母親はいないとわかっていたけど、

あんなに喋りかけられるのも、最近なかったから以外に嬉しかった。

その夜、友達の葵からメッセージが届いてた。

別に学校が嫌いだったわけじゃないけど、

そんなに行く気にならなかった。

だから、葵に誘われた時だけ、行くようにしている。

メッセージの内容もそう。

〈明日、学校おいで。〉

このメッセージでも、お分りいただけるだろう、

紳士的なイケメン。

そんで、いつも助けられてる。

でも、そのシステム

そろそろやめなきゃなって。

明日は学校か、、、、

早く寝よ。

その夜は、何故だかあまり寝れなかった。