愛のモノローグ (ページ21)

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今日の先生ページ21

『先生も来るんですか？』

私たちの話を聞いていたのか、

今までにないぐらいの声を出した先生

藤「うん。行っちゃダメ？」

_____キュン

とてつもない破壊力。

玉「えっ、ガヤも来るの？」

藤「うん。」

『先生、仕事は？』

藤「もう、いい。」

玉「そんな簡単に帰れるの？」

藤「うん。」

『迷惑かからないんですか？』

藤「大丈夫、、」

玉「てか先生、何しに来るの？」

藤「うん。」

玉「俺だけそんな適当なんだよ！」

藤「斎藤。俺車持ってくるから、少し待ってて。」

『、、ありがとうございます、』

_______ガチャ

藤「お待たせ。」

玉「ホントに来る気だったんだね。
　 (ボソ」

私にしか聞こえないくらいの声で

しゃべりかけてくる。

『本当に来るなんてね、、、』

藤「何してんの？はやくいこ。」

玉「ほーい。」

裕太が先に乗ろうとするから、

私は後ろから着いていく。

藤「何で、玉が助手席のってんの？」

玉「なんとなく～」

藤「ダメ。斎藤が助手席。」

そう言うと、グイッと

私の腕を引く先生。

『わわっ。』

いきなり過ぎて、見事に

バランスを崩す私。

藤「いつもどうり、Aが隣がいい。」

バランスを崩した私を

受け止めた先生が

私の耳元でそう呟く。

それと同時に、私に回した腕を

抱き締めるようにして、

ぎゅと力を入れられる。

裕太にも知られてないことだから、

ばれないようにしないといけないのに

先生は、言葉を伝える。

今日の先生はなんだか変だ。

裕「なんで?俺でもいいじゃん。」

藤「助手席に男乗せるなんて、ごめんだからな。」

変だと思ってるのは、

私だけみたいだ。

藤「という、ことなので、どうぞ。」

ふわりと笑う先生。

さっきの言葉が、耳に残って

頭の中でリピートされていく。

それと同時に胸の中の鼓動も

ドキドキと早まっていく。

私は正常でいられるのだろうか。