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「流星も照れるんや」
流「ばっ、照れてへんわ!」
「嘘つかんといて、耳赤いで」
流「あーもうっ。はず…」
「ははっ。かわいーなぁ」
あついあついと顔をあおぐ流星を見て、形勢逆転。無自覚の恐ろしさ知らしめたろ。
流「いひゃいわ」
「ほっぺたぷにぷにやな〜」
柔らかい頬をびよーんびよーんと伸ばして遊んでみる。意外とこれ、楽しいわ。
流「やめてや」
「日頃の仕返しや。思い知れ」
流「もー」
そうやってわちゃわちゃ遊んでいると、今度は扉の方からバタンと音がして勢いよくドアが開く。
重「はあっ、はあっ、A…」
「しげ、どうしたん」
流「えらい遅かったな」
重「これでもっ、走って来て…って、二人…何してるん」
息を切らしているしげが信じられないものを見るかのように私たちを見るから。遊んでいただけだと言おうとして、私たちの今の体勢を見て絶句する。
流「あ、いや、これはっ」
「遊んでただけやねん!気付いたらこう、な!流星!」
流「そうっ、ほんまにわざとやないねん!」
重「もうええから、熱は?下がったんか?」
そう言ってばっと伸びた手が額に触れる。
重「ほんまもう。なにしてんねん」
そんなぶっきらぼうな言い方とは裏腹にわしゃわしゃと優しく頭を撫でられて。
「…ごめんなぁ、わざわざ来てもらって」
重「ほんまやで、Aのためにどんだけ仕事巻いたか」
言わなきゃかっこいい努力を他でもない自分で言ってまう不器用なとこも、今日は何だか愛おしく感じて笑みがこぼれる。
「もーしげのせいで髪ぐしゃぐしゃやんかー」
重「その方がかわええ」
「はっ?!なに、それ…」
重「ほんまのことやん」
「なんか、誉められてんのか貶されてんのか分からんのやけど」
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B.A.D.寄りの虹色ジャス民 - めっちゃいいです!続きが気になります!しげちゃんのはどんな内容で書くんですか?気になりすぎます!更新頑張ってください!応援しています! (2021年7月14日 20時) (レス) id: 544b7ce66d (このIDを非表示/違反報告)
紬(プロフ) - 最初の所、名前変換できてませんよ~!! (2019年8月7日 9時) (レス) id: 29a6e26902 (このIDを非表示/違反報告)
こよみ - 毎日投稿嬉しいです早く続きが読みたいです!体に気をつけてまた新しい更新待ってます! (2019年7月17日 17時) (レス) id: 0d9dbb5f25 (このIDを非表示/違反報告)
七月雪(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます!そう言ってもらえると凄く嬉しいです。この小説は長編で書くつもりなので、続編が出る際は引き続きお楽しみ頂けたら嬉しいです(*^^*) (2019年7月13日 14時) (レス) id: ffb1eec936 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - WEST大好きで緑と青とピンク色寄りのオールジャス民です最高です (2019年7月13日 9時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:七月雪 | 作成日時:2019年7月12日 23時