・ ページ43
Ki side
それから部屋に着くまではお互い話をしなかった。
テーブルに向かいで座る。
さっきとは違い、太輔はすぐに自分から話を始めた。
「宏光、その、まずは、今日残業だって嘘ついてごめん。本当はさっきの女の子と買い物に行ってました。
俺から誘ったのも事実です。買い物に2人で行ったのは、今日で2回目…」
さらっと出てくる言葉の数々に頭が混乱してくる。
「そんなのっ…
「ごめんね、最後まで先に聞いて欲しい。」
もう内心聞きたくなかったが制止されてはもう止まらない。
「その子、後輩の中で1番男の好みがわかってる子なんだ。彼氏みたいなのがいっぱいいる子でさ。
こんなん恥ずかしくて本当はぜってえ言いたくなかったんだけど…」
ゴニョゴニョと話す太輔。
「今年の宏光の誕生日に、その、プロポーズをしようと思って…たんだ…
それで、どんな指輪がいいのかとか、指輪じゃない方がいいのかな、とか迷っちゃって。それで、相談に乗ってもらってた。
宏光の名前は出してない。でも男だとは言ってある。」
「ん？え？ちょっ、な、え？」
意味がわからない。プロポーズ？
「うん。プロポーズだよ。婚姻って関係は結べないけど、宏光、俺と生涯一緒に生きて欲しい」
真っ直ぐに目を見て伝えてくれる太輔。
「たい、すけ…」
「俺じゃ、だめかな？」
自信なさげに俺の答えを待つ太輔。
そんな太輔を見て視界がぼやけてくる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 498人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぴーちゃん(プロフ) - puuさん» puu様 コメントありがとうございます＾＾とても嬉しいです（ ; ; ）今後とも楽しんでいただければ幸いです！次作もよろしくお願いします＾＾ (2020年6月16日 16時) (
レス) id: bfc27c6212 (このIDを非表示/違反報告)
puu(プロフ) - このシリーズ甘々で大好きです！癒されるし更新楽しみにしてました！続編あるということで嬉しさでいっぱいです^^ (2020年6月14日 8時) (レス) id: b36113747c (このIDを非表示/違反報告)
檸檬(プロフ) - ぴーちゃんさん» 了解です！！ありがとうございます^ ^楽しみにしてます！！ (2020年5月23日 23時) (レス) id: ad9beb0ebd (このIDを非表示/違反報告)
ぴーちゃん(プロフ) - 檸檬さん» 初めまして＾＾コメントありがとうございます！！過激なやつだとフラグ立ってしまうかもしれないので、別のお話としてこちらが完結次第書かせていただきます…！少々お時間いただくと思いますがよろしくお願いします。リクエストありがとうございます＾＾ (2020年5月19日 20時) (レス) id: bfc27c6212 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬(プロフ) - コメント失礼します！！いつも楽しく読ませて頂いてます^ ^ リクエストなのですが、リアル設定？で過激なやつ見てみたいです！！ (2020年5月19日 0時) (レス) id: ad9beb0ebd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぴーちゃん | 作成日時：2020年5月9日 20時
