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上田サイド
上田「(アイツら､どんどん進んでいくな…)」
佐々木と浮気相手が向かって入っていったのは､ある居酒屋だ｡
『居酒屋 ヨコハラ』…中村のダチの実家だよな｡
っていうか､高校生が居酒屋に入っていいのかよΣ( ﾟДﾟ)!?
琳寧「師匠!さっき､こんぴーからLINEが来て…」
琳寧が今野から来たLINEの事を聞き､俺は思い付いた｡
上田「琳寧､ちょっと耳をかせ｡ゴニョゴニョ…(琳寧に耳打ち)」
琳寧「分かりました!」
上田「あぁ､頼んだぜ!」
俺は琳寧にある事を頼み､居酒屋に入っていった｡
店員「いらっしゃいませ｡お好きな席へどうぞ(^-^)」
上田「(…いた!)」
佐々木と浮気相手が座っている席を発見し､少し離れた席に座る｡
浮気相手の顔はよく見えないが…ちゃんと監視しねぇと｡
少しして､店員さんが注文を聞いてきたので､
とりあえず､ノンアルコールビールと枝豆と鶏の軟骨からあげを注文した｡
上田「(今野…早く来てくれ｡じゃないと､お前の彼氏は…)」
どうやら､向こうも注文したらしい｡
すると､佐々木がトイレに行くようなので､俺も少しして後を追った｡
まずはアイツの気持ちを聞いてやる｡
念の為に…｡
上田琳寧､佐々木がトイレに入った｡足止めして､アイツの気持ちを聞く｡スマホに電話するからスピーカーにして､聞いてくれ｡頼むぜ｡
すると､すぐに琳寧が「了解」と返事が来た｡
俺は琳寧に掛けると､スマホを後ろに隠して､
佐々木を待つ事にした｡
琳寧サイド
琳寧「(師匠から電話だ!スピーカーにして…)」
居酒屋の前で待機していると､
師匠からLINEが来て､頼まれたので､
師匠と大光のやり取りを聞く事にした｡
本当は､こんぴーがいれば聞かせたいけど､
今はこっちに向かっているとさっき､LINEが来たんだ｡
これ､数分前のやり取りね｡
こんぴー俺､港町に行って大光に会って確かめたい!今､どこに向かってる!?
琳寧市場に入っていったよ!
琳寧あっ!居酒屋に入っていった!
こんぴー今､バスに乗った!これから向かうから!
琳寧OK!気をつけて!
というわけ｡
先月､大光の浮気を疑って､
陽だまり湯まで追ってきたこんぴー｡
この時は信じていたのに､
今回は流石に､信じられなくなったんだろう｡
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作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年12月5日 20時
