31-5 ページ7
嶺亜サイド
嶺亜「修学旅行の班決めの時は一緒になってしまって､最初は嫌だったんだよ｡けど､俺が風邪ひいて学校を休んだ時に､お見舞いに来てくれたんだ｡食堂の手伝いも休んで｡それからかな｡克樹に惹かれたのは…//」
顔を赤くしながら､目線を下に向ける嶺亜｡って事は…｡
大輝「嶺亜の初恋の人って､食堂の看板息子?(・・?)」
嶺亜「違うんだ…初恋の人は､塾長なんだよ…//」
ええっ!?音楽塾の塾長Σ( ﾟДﾟ)!?
でも､塾長は人間とオンディーヌ一族の人魚のハーフなんじゃ…｡
嶺亜「最初は､人間だと思ったんだよ…//｡だから､塾長に告白できなかった｡掟が怖かったからさ(´・Д・｀)」
大輝「相手が人間と人魚のハーフなら､大丈夫なんじゃないの?」
嶺亜「知らないよ､そんなの｡それにアイツは､もういないんだ｡だから､俺はもう恋なんてするもんか」
大輝「嶺亜…(´・д・｀)」
嶺亜「その代わり､お前の恋を応援するよ｡彼氏､結構良い奴なんだろ(^^)?」
大輝「まぁな…//」
とはいえ､大光は浮気してるかもしれない｡
その事を嶺亜に言えないよ…(ーー;)｡
嶺亜「俺､大輝の彼氏の事､聞きたいな｡教えてよ｡協力するって(^-^)!」
あー…どーすれば…(ーー;)｡
〜〜〜♪(LINEの着信音)
嶺亜「大輝､鳴ってるよ?彼氏からじゃない?」
俺は「んなわけないよ」と､スマホを手にして確認する｡
大輝「(琳寧からだ｡クリスマスパーティーのお誘いの返事かな?…ええっ!?これはΣ( ﾟДﾟ)!?)」
琳寧から送られたLINEには､1枚の写真が載ってあった｡
その写真には､大光と大光とキスしていたと思われる浮気相手が､
仲良く歩いている姿が写っていた｡
また､ピコン♪と琳寧からLINEが来た｡
琳寧港町で見かけた!大光がこんぴー以外の人と浮気してる!今､師匠と一緒に2人を追っているよ!
大光が港町に!?
嶺亜「どうした?顔が青ざめてるけど…」
俺はスマホを膝の上に置くと､嶺亜を見た｡
大輝「嶺亜…助けて…(´・Д・｀)」
俺は嶺亜に事情を話し､助けを求めた｡
その頃…｡
上田サイド
琳寧「師匠､大光と浮気相手が市場に入っていきましたよ!」
上田「あぁ､追うぞ!」
港町の市場に入っていくのを見て､2人の後を追う俺達｡
今日は土曜日だから､お客さんがいつもより多くて賑わっている｡
見失わないようにしねぇと!
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年12月5日 20時
