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大輝サイド
大輝「(何から話そうかな…)」
嶺亜が俺と話したいとまで思っていなかったから､
何を話せばいいのか考えてない…(-_-;)｡
どーすりゃいいんだ…(・_・;)｡
すると､嶺亜の方から口を開いた｡
嶺亜「久しぶりだな｡大輝とこうやって話すのは」
大輝「えっ?(・・?)」
嶺亜「最後に話したの､俺が人間の世界に行く時に見送りに来た時じゃん｡それから､メッセージボトルで文通していたからさ」
あー…そういえば､そうだな｡
真珠貝のブローチを使って､転送し合いあってやっていたね｡
大輝「けど､急に転送しなくなったから､どうしたかと思ったら､こういう事だったのか」
嶺亜「心配かけて悪かったって(^_^;)」
大輝「うん｡あのさ､嶺亜｡手紙にも書いてあったけど､俺…」
嶺亜「お前も人間に恋したんだろ?やるじゃん(^-^)」
大輝「あぁ…」
とはいえ､大光は浮気の疑惑がある｡
1度は信じたけど､アイツが他の生徒とキスしているのを見てしまったんだ｡
このままだと､アイツも俺も…｡
嶺亜「俺もさ､同い年の人間の少年と交際していたんだよ｡1年前の夏休みまではね」
大輝「…それって､不慮の事故で亡くなった」
嶺亜「何で知ってんの?(・・?)」
大輝「あっ…塾長から聞いたの」
嶺亜「そっか｡恋人は､港町にある飲食店の看板息子だったんだ…」
嶺亜サイド
本�盥郤�｡ドジな所があるけど､真面目で頭が良くて､
食べることが好きで､港町の飲食店『本�眇�堂』の看板息子で､
俺の愛する大切な恋人…だった｡
俺が高校2年に進級した時に同じクラスになったけど､
最初はアイツが嫌いだった｡
初めて明かす事になるけど､実は人間の世界に来る前､
冒険をしに港町の海中を泳いでいたら､急に俺の尾びれが引っ掛かった｡
何だろうと思ったら､ルアーの針だったんだよ｡
めちゃくちゃ痛くて､パニックになってどうしようも出来なかった時､
たまたま､友達の海人が見掛けて､俺を助けてくれた｡
あー､海人はイルカの特性を持つデルフィーノ一族の人魚で､港町の海に住んでいたんだよ｡
今は人間の世界で､少女漫画家をやってるんだけどね｡
許せなくて､犯人は誰だろうと海人と一緒に水上に上がって覗いたら…｡
克樹『あと､1歩で大物が釣れたのに〜(＞_＜)!』
父親と一緒に釣りに来ていた克樹だったんだ…｡
海人に止められたけど､短剣を投げてやろうと思ったんだから( ｀ー´)!
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作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年12月5日 20時
