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大輝サイド
大輝「ただ向き合って泣き合って抱き合ってわたしの名を♪何回も何回も呼んでくれたね♪止まない雨の中♪見えない星の下♪ずっと私を信じてくれたね♪」
帝王(大光憑依)「ぐぬぬ…!」
大輝「向き合って泣き合って抱き合ってあなたの名を♪何回も何回も呼んでもいいかな♪儚い光の中♪消えないように♪歩いていこう♪ずっとふたりのまま♪」
帝王(大光憑依)「やめろ…!我は…うぐっ!?」
大光『俺の体を利用しやがって!離れやがれっ(＃｀皿´)!!』
大光が抵抗している…!?
大光『お前のせいで､大輝がどんだけ辛かった事か!俺はあの子の元に帰る!俺が愛しているのは…あの子だけだっ!!』
アイツ…ここで､そんな事を言うなっ//!
そう思いながらも､歌い続ける｡
大輝「手を繋ぐ帰り道♪何気ない会話さえ♪幸せだと思えるのはあなただから♪ほら､迷わず進もういつもあなたのそばにいるからずっと♪ずっとふたりでどんな明日も♪」
帝王(大光憑依)「ぬわっ…!」
帝王が物凄く苦しんでる…よし､あと少しだ!
大輝「向き合って泣き合って抱き合ってわたしの名を♪何回も何回も呼んでくれたね♪止まない雨の中♪見えない星の下♪ずっと私を信じてくれたね♪向き合って泣き合って抱き合ってあなたの名を♪何回も何回も呼んでもいいかな♪儚い光の中♪消えないように♪歩いていこう♪ずっとふたりのまま♪」
帝王(大光憑依)「ぐぬっ…!」
歌い終えると､俺はオンディーヌ・タクトを手にした｡
大輝「水の精霊､オンディーヌよ!我が武器､オンディーヌ・タクトに力を!」
先端が光だし､帝王に向け､
大輝「大光の体に憑依した帝王よ､出ていけ!ブルガリオン!!」
帝王(大光憑依)「うわぁぁぁぁぁ!!」
目映い光を浴びた大光の体から帝王の影が苦しむように出てきた｡
大輝「大光…!」
帝王に解放されて､気を失っている大光を支えた｡
大輝「良かった…大光…(T_T)」
俺の愛しい恋人…｡
大輝「…うっ(＞_＜)!」
何かチクンとする程､胸が痛い…｡
けど､まずは大光を海岸まで連れていかなきゃ…｡
追い出されて帝王が苦しんでいる間に､痛みに耐えながら大光を連れて海上へと泳いでいった｡
大光サイド
ザザーッ…ザザーッ…(さざ波の音)｡
大光「う…ん…」
目を覚ますと､灰色の雲が覆っている空を目にした｡
俺は…あっ､そうか｡
ゆっくりと起き上がると､自分が上裸で黒ズボン姿だと気づく｡
大光「…寒っ」
そうだ､大輝…｡
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作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年12月5日 20時
