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大輝サイド
大輝「青木…」
内村「こんぴー､今の内に行って｡ここは俺達が何とかしておくから」
元木「まぁ､俺らは姫君の為に行動してるんだ｡お前のためじゃないからな( ｀ー´)」
元木は本当に素直じゃないんだから…(ーー;)｡
それでも､嬉しかった｡
大輝「…ありがとう」
俺はお礼を言い､3人に任せると帝王の元へと急いだ｡
その頃､避難所では…｡
嶺亜サイド
大我「嶺亜､それ本当(;ﾟдﾟ)!?」
龍と一緒に戻って､大輝が彼氏を取り返しに､
単身でセイレーン一族の帝王の所へと向かった事を伝えると､
兄さんは驚愕して呆然とした｡
兄さん以外には､塾長､宮近､琳寧､上田さん､矢花も聞いていて､同じく驚いている｡
上田「じゃあ､どうすんだよ!今､この街にも大雨警報が来て､ここを一時的に出入り口をシャッターで封鎖されてしまうんだぞ(;ﾟдﾟ)!?」
そんな事､言われても…(・_・;)｡
海人「嶺亜､セイレーン一族の帝王が復活したって､本当…?」
嶺亜「海人!直樹も…」
そこには､デルフィーノ一族の人魚の兄弟が立っていた｡
黒髪で黄色と白のボーダーロングTシャツに黒ズボンスタイルの兄・海人と､
茶髪で緑と白のボーダーロングTシャツに青ズボンスタイルの弟・直樹｡
海人は1つ年上で､人間の世界では『高橋海人』という名前で少女漫画家として活動していて､
直樹は俺と同い年で､人間の世界では『藤井直樹』という名前で高校3年生として生活しているんだ｡
2人とも顔が似ているけど､人間の世界では従兄弟という事になっている｡
猪狩「俺から伝えたんだ」
あっ､ガリさんも避難所に来ていたんだ｡
手越「猪狩くん､樹ちゃんは?(・・?)」
猪狩「トゥルースラブの店長さんの様子を見に行ってるっす」
藤井「ねぇ､兄ちゃん｡俺達､どうなるの…(´・Д・｀)?」
直樹は海人にくっついて不安そうに聞くと､海人は「大丈夫」と頭を撫でた｡
多分､他の一族も争いに巻き込まれるんじゃないかって不安なんだろうな…｡
そんな直樹には､同じクラスで美術部に所属していた画家(もしくはイラストレーター)志望の人間の恋人がいるらしい｡
宮近「それよりも大輝が心配なんだけど…」
琳寧「ですよね…(´・д・｀)」
矢花「こんぴー…(´・Д・｀)」
松尾「バナさん､琳寧くん…(´・Д・｀)」
どうしようかと困っていた､その時｡
職員「ただいま､この街に大雨が降ってきましたので､この避難所を一時的に閉鎖致します!」
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作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年12月5日 20時
