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琳寧サイド
えっ?大光?(・・?)
師匠の視線の先には､茶髪で紫色のダウンジャケットにジーンズスタイルの少年｡
横顔だけど､確かに大光の顔だ｡
琳寧「けど､雰囲気変わってません?髪､オールバックですよ(・_・;)」
上田「あぁ｡それにアイツ､ピアスなんてしてるぜ?」
今日､学校もカフェのバイトも休みなのかな?
そう思いながら見ていると…｡
上田「おい､琳寧!佐々木の所に来た奴…」
琳寧「えっ!?誰…ですか(;ﾟдﾟ)!?」
「お待たせ〜」とやって来たのは､
青いダウンジャケットに黒いズボンの黒髪の少年｡
こんぴーじゃない…って事は…｡
琳寧「師匠!た､た､大光が､う､浮気…(;ﾟдﾟ)!」
上田「落ち着け､琳寧!ヤバッ!こっちに来るぞ､隠れろ!」
大光と浮気相手(?)の少年が来たので､
師匠に手を引かれて､建物の影に隠れた｡
これ､こんぴーに知らせた方がいいよね…?
琳寧はズボンのポケットからスマホを出すと､
姿が見えた大光と浮気相手の少年に向けて､写真を撮った｡
2人は琳寧達に気づかずに､そのまま去っていく｡
上田「佐々木の奴…今野を差し置いて､浮気しやがって(｀へ´)!アイツはオンディーヌ一族だし､佐々木が浮気相手と結ばれたら大変な事になっちまう…!」
琳寧「師匠!写真､撮りました!これで分かりますか?」
上田「(琳寧のスマホを見て)微妙だな…少し顔がブレて､見えねぇよ…(-_-;)｡でも､今野に佐々木が浮気しているって事は伝わるな｡琳寧､今野にその写真を送れ｡アイツらの後を追うぞ!」
琳寧「はい､師匠!」
こんぴーに写真を付けてLINEを送り､
師匠と一緒に2人の後を追っていった｡
その頃､大輝は…｡
大輝サイド
コンコンコン(ノックの音)｡
ベッドの枕に突っ伏していると､
ノックの音がしたので「はい?」と返事すると､
高地さんの「俺だけど」と声がした｡
大輝「どうかしました?」
高地『嶺亜くんが大輝と話したいんだって｡部屋に入れてもいいかな?』
大輝「どうぞ」
答えると､扉が開いて嶺亜が入ってきた｡
高地「じゃあ､ゆっくりしていってね」
嶺亜「はい､ありがとうございます(^^)」
扉が閉まると､嶺亜は「ここが大輝の部屋か〜」と辺りを見回した｡
俺はベッドに置いてあるクッションをどけて､
「ここ､座って」と手招きすると､
嶺亜は頷いて俺の隣に座った｡
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作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年12月5日 20時
