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嶺亜サイド
如恵留「ストレスか過労だと思うよ」
北斗さんは「分かった､ありがとう」と言うと､慎太郎さんと一緒に､
店長さんのベッドに近づいた｡
嶺亜「如恵留先生､ちょっと外に出るね」
如恵留「あっ､うん」
俺は救護室を出ると､人気のない場所に移動した｡
嶺亜「大輝の奴､どこにいるんだよ…やっぱ､探しに行こうかな」
矢花「嶺亜くん､どこに行くの?」
大輝を探そうと外に出ようとした時､矢花が話し掛けてきた｡
嶺亜「どこって､大輝を探しに行かないと」
矢花「今､港町で雨が降ってきたって､スマホで通知が来たんだ｡このままだと大雨になって嵐が来るかもしれないんだよ?それに､この街も来るだろうし､最悪の場合は避難所を一時的に閉鎖するかもしれないんだ」
嶺亜「(帝王が暴れ始めたか…)けど､大輝が!矢花も大輝の友達なら､探しに行くだろ!?」
矢花「それでも､自分の命が優先なの( ｀ー´)!安全第一に…」
嶺亜「お前､それでも大輝の親友かよ(｀ヘ´)!?」
矢花「嶺亜くんこそ(｀ヘ´)!」
嶺亜&矢花「ガミガミガミガミ…(＃｀皿´)!」
松尾「バナさん!」
矢花「っ…龍」
声がして振り返ると､黒髪で手足が長くて､
真ん中に馬がプリントされている､
黒いパーカーにズボンスタイルの少年が立っていた｡
矢花の知り合い?しかも､仁王立ち…(・_・;)｡
これ､喧嘩して怒られるパターン…?
松尾「酷いよ!俺を差し置いて､浮気するなんて(｀へ´)!」
いや､そっちかい(¬_¬)!
矢花「違うよ､龍!彼は知り合ったばかりで…」
松尾「嘘つき!浮気者(｀へ´)!」
矢花「誤解だってば!彼は龍と同じく人魚で､それもオンディーヌ一族なんだ!」
松尾「はっ…!?オンディーヌ一族…!?大輝様と一緒!?」
コイツも人魚で…大輝と知り合い…?
聞いて確かめてみよう｡
嶺亜「お前､本当に人魚?どこの一族?」
松尾「(嶺亜に)えっと…本当…だよ｡それに､俺はシーニュ一族…だよ」
シーニュ一族…?そういえば､如恵留先生から聞いたことがある｡
松尾「それよりも､ごめんなさい(＞_＜)!俺､てっきり､バナさんの浮気相手かと…(´・_・`)」
矢花「嶺亜くん､俺からもごめん｡彼､ちょっと嫉妬深いから､すぐに浮気していると勘違いするんだ(^_^;)」
…変な人魚(¬_¬)｡
まぁ､とりあえず誤解は解け､
俺はシーニュ一族の人魚に挨拶し､
お互いの事を話して､親しくなった｡
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作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年12月5日 20時
