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琳寧サイド
嶺亜「上田さんにも耳が入ったんですね」
琳寧「嶺亜さん!」
上田「中村!お前も避難所に来ていたか」
嶺亜「はい､兄さんと塾長も一緒です」
声がして振り返ると､嶺亜さんが立っていた｡
矢花「琳寧くんの友達?」
琳寧「うん｡バナさんは初めましてだよね(^^)」
嶺亜「(矢花を見て)どっかで見たことあるような…」
まじまじと見られているバナさんは「何か(¬_¬)?」と聞くと､
嶺亜さんは「いや､何でもない…」と答えた｡
どうしたんだろ?(・・?)
琳寧「嶺亜さん､紹介するね｡彼は矢花黎くん｡琳寧の友達で､小学生時代の同級生なんだ」
矢花「矢花黎です｡よろしく(^-^)」
嶺亜「俺､中村嶺亜｡言っておくけど俺､上田さんと同じく人魚だから」
矢花「へぇ〜…上田さんと同じ…って｡えぇーーーーーっΣ( ﾟДﾟ)!!??」
上田「矢花､声がデケェよ(｀ヘ´)!」
師匠に怒られ､バナさんは「すみません…(ーー;)」と謝った｡
嶺亜「とはいっても､一族は違うけどね｡俺はオンディーヌ一族だよ」
矢花「オンディーヌ一族…こんぴーと一緒だΣ( ﾟДﾟ)!」
嶺亜「こんぴー?大輝の事(・・?)?」
矢花「そう､彼の愛称なんだ｡最初に､そう呼んだのは俺なんだよね」
嶺亜「ふーん…」
矢花「で､話を戻すけどさ｡嶺亜くん…だったね｡こんぴーとは仲が良いの?(・・?)」
嶺亜「まぁ､俺の幼馴染みだからな(^^)」
矢花「そうなんだ…実は､こんぴーにLINEしたんだけど昨夜から既読にならなくて(´・_・`)」
上田「あー､それなんだが…」
黙って聞いていた師匠が口を開くと､琳寧とバナさんに話した…｡
上田サイド
上田「…という訳だ」
琳寧「こんぴーが､そんな事を…(´・_・`)」
昨夜､一族の掟だからと､
今野は佐々木を殺そうと､家に行ったが…｡
家にいた佐々木は､今野を騙す為にセイレーン一族の人魚が化けていたんだ｡
そこでアイツから知らされたのは､
佐々木がセイレーン一族の帝王の復活の器の為に､
捕らえていた事だった｡
佐々木は恐らく､学校の下校中か､
カフェの出前中に襲われたのだろう｡
嶺亜「それで､大輝は彼氏を取り返そうとしたけど､ダメだった(´・_・`)｡大輝の彼氏に化けた奴の浮気相手は､人間とセイレーン一族の人魚のハーフなんだ｡ソイツは､矢花の学校に転校してきた奴だったらしいよ」
矢花「もしかして…織山くん!?シロかと思ったのに…(;ﾟдﾟ)」
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作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年12月5日 20時
