狂犬と歌姫の条件 Part7 (ページ29)

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嶺亜サイド

列はどんどん進んでいき､次は俺と塾長の番になった｡

加藤「あっ､手越に中村くん!」

嶺亜&手越「シゲアキ先生!/シゲ!」

炊き出しの手伝いをしていたシゲアキ先生と会った｡

そうだ､シゲアキ先生にはまだ言っていなかった｡

嶺亜「シゲアキ先生､ご心配をお掛けしてしませんでしたm(_ _)m」

加藤「えっ…あっ､そっか!手越から聞いたよ｡記憶が戻って良かったね(^^)!」

俺が記憶喪失になった頃､シゲアキ先生が1回だけお見舞いに来てくれたって､塾長から聞いたんだよね｡

シゲアキ先生にも､申し訳ない…(ーー;)｡

嶺亜「ありがとうございます…」

手越「シゲ､俺と嶺亜と大我と嶺亜の友達の分｡4つね」

加藤「はいよ」

シゲアキ先生はご両親とおじいさんと一緒に､いち早く避難所に来たみたい｡

後で､ご両親とおじいさんにもご挨拶しないとね｡

加藤「気をつけて持てよ～｡京本くんと中村くんの友達によろしく～」

嶺亜「ありがとうございます(^-^)!」

手越「サンキュー､シゲ(^-^)」

4人分の雑炊を貰い､兄さんと宮近の場所に戻ると…｡

星輝「嶺亜くん､塾長(^-^)!」

嶺亜「星輝(^-^)!」

手越「久しぶり(^-^)!」

兄さん､宮近と楽しそうに話していた少年が俺らを見て立ち上がって､

「お久しぶりですm(_ _)m!」と挨拶した｡

手越「お兄ちゃんは?(・・?)」

星輝「皇輝は炊き出しの朝食を取りに行きました(^^)」

嶺亜「そっか｡川﨑兄弟も避難しに来たんだ､良かった(^^)」

大我「さっき､川﨑兄弟が来たのを見掛けて､俺が声を掛けたの(^-^)」

兄さんが言うと､星輝は少し照れながらコクコクと頷いた｡

皇輝「星輝､お待たせ…あっ!塾長､お久しぶりです(^-^)!嶺亜くんも久しぶり(^-^)!」

嶺亜「皇輝(^-^)!」

そこへ､雑炊を手にした星輝の兄の皇輝がやって来た｡

揃った所で､冷めない内に雑炊を食べる事に｡

全員「いただきまーす」

宮近「熱っ､熱っ(＞_＜)!」

手越「宮近くんって､猫舌(^_^;)?」

宮近「そういう訳じゃ…(ーー;)」

塾長と宮近が雑炊を食べながら話している中､

俺と兄さんは川﨑兄弟と話していた｡

皇輝「それにしても､あの時は驚きましたよ｡嶺亜くんと京本さんが本当の兄弟で､しかも本当に人魚だったなんて…(^_^;)」

大我「黙っていて､ごめんね(^_^;)?」

星輝「この街に人魚がいるって噂は本当だったんですね｡しかも､京本さんが人魚だったなんて…//」