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嶺亜サイド
嶺亜「(アイツ､大輝の彼氏の浮気相手…!)お前､セイレーン一族の人魚だったのか(｀ヘ´)!」
織山「まぁね｡けど､正しくは人間と人魚のハーフ…かな」
人間と人魚のハーフ!?塾長と一緒だ…｡
新「おり､あの人魚って､カイゼリン・セイレーンじゃない?あっ､元か」
織山「あー､本当だ｡戻っちゃったんだ｡ざーんねん」←棒読み
嶺亜「何で､そんな事を知ってるんだよΣ( ﾟДﾟ)!?」
大輝「…はっ?」
新の発言に俺は驚き､大輝は薄目になってるけど俺と同じく驚いている｡
大輝「嶺亜を…セイレーン化…させたのは…織山…だな…?」
織山「…そうだよ｡2年前､うちのお母さんがお世話になったようだね」
大輝「お母さ…ん…?」
織山「俺のお母さんはセイレーン一族の人魚で､巨大企業の会社の社長秘書だった｡俺は親戚に引き離されて､親戚の元で暮らしていたけど､お母さんが逮捕されたと聞いて､ショックだった…(´・д・｀)」
新「おり…(´・Д・｀)」
織山「そんなある日､ある人物が俺の前に現れた｡その人物が新だった｡コイツは街の児童養護施設に暮らしていて､一緒に暮らさないかって誘われたんだ｡新は俺のお母さんがセイレーン一族の人魚だと言う事も､教えてくれた」
新「帝王陛下がテレパシーで教えてくれてね｡おりをサポートするようにって､命じられたんだ」
大輝「(塾長が話していた社長秘書の息子が､織山だったなんて…)」
嶺亜「お前の父親は…」
織山「死んだよ､病気で｡顔も見たことない…(´・д・｀)」
新「けど､アイツ(大光)を器として捧げて帝王陛下が復活すれば､おりの願い…お父さんを蘇らせる事ができるんだ!」
大輝「何っ…」
織山はセイレーン一族の母親の仇を討つ為に､
会った事もない父親を蘇らせる為に､帝王を復活させようとしているって事か…!
それよりも…｡
嶺亜「織山!あのローレライの魔剣は､どこで手に入れた!?誰から貰った!?」
織山「株式会社ローレライ宛てで送られてきたんだ｡『これで､オンディーヌ一族の人魚をセイレーン化しろ｡ターゲットは中村嶺亜』ってね!」
嶺亜「はぁっΣ( ﾟДﾟ)!?」
?『厳密には､我から送った｡あの会社にあと1本､残っていたからな…』
大輝「この声は…っ!?」
織山&新「帝王陛下m(_ _)m!」
近くにあった祠から聞こえてきた声｡
ティッシュケースがいくつも乗せたような大きな石の祠で､
扉にはセイレーン一族の刻印が描かれていた｡
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作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年12月5日 20時
