第32話 愛か?死か?苦悩の選択 ページ12
高地サイド
カランコロン♪
高地「いらっしゃいま…大輝?」
大輝「…」
扉が開いて､入ってきたのは意気消沈の大輝｡
何があったんだ?
と思っていると､大輝に続いて入ってきたのは…｡
琳寧「こんにちはm(_ _)m」
高地「えっと…大輝の友達の…」
琳寧「はい､菅田琳寧です｡お久しぶりです」
上田「俺もいるぜ｡ご無沙汰だな」
高地「あっ､上田さんも…」
大輝の誕生日パーティーに来てくれた､
港町にある銭湯の息子の琳寧くんと従業員の上田さんだった｡
琳寧「あの､こんぴーが元気なくなって､1人だと心配だったので､師匠と一緒にここまで送ってきました」
高地「そっか､ありがとう(^_^;)｡大輝､何かあった?」
大輝「…」
大輝は下を向いたまま､口を開こうとしない｡
よっぽど､ショッキングな出来事があったに違いない｡
そのまま､大輝はカウンターに入って奥の部屋へと入ってしまった｡
いつもなら､「ただいま」って言うのに…(´・д・｀)｡
琳寧「こんぴー…(´・Д・｀)」
高地「…あっ､ごめんね(^_^;)?琳寧くん､何か飲んでく?上田さんもいかがですか?」
上田「あー…じゃ､そうしようかな｡な､琳寧?」
琳寧「そうですね」
2人はカウンター席に座ると､琳寧くんはクリームソーダ､
上田さんはブレンドコーヒーを注文した｡
ジェシー「高地｡大輝､何かあった?凄い落ち込んでいるみたいだったけど(´・д・｀)」
高地「俺も分からないのよ(ーー;)｡あっ､ブレンドコーヒーを淹れてくれる?お客さんからの注文で」
ジェシー「OK〜｡(琳寧と上田を見て)あれ?もしかして､大輝の誕生日パーティーに来ていた…」
上田「おう」
琳寧「こんにちは(^^)」
大輝に何かあったのか気になるけど､
とりあえず､カフェの仕事に集中する事にした｡
でも､あんな感じだと話さないかも…(ーー;)｡
大輝サイド
カフェに帰って部屋に入った俺は､ベッドにダイブして布団の中に入った｡
大輝「大光…(T_T)」
シロだと思っていた織山が､大光の浮気相手だったなんて…｡
それも､俺に向かって…｡
(第31話の31-9)
大光『…勝手にしろ』
ショックと怒りと悲しみがミックスして､最後は泣いてしまう｡
大光､そんなに俺よりも織山がいいのかよ｡信じていたのに…!
大輝「(…もう､仕方ないな)」
ある事を考えていたら､そのまま俺は眠りについてしまった｡
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作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年12月5日 20時
