31-9 ページ11
大輝サイド
大光「何が言いたいんだよ?」
大輝「俺､お前が音楽室で織山とキスしていたのを見たんだ!俺よりも､ソイツが好きなのかよ!?」
織山「…っ」
大光「だって､おりは可愛いじゃん｡大輝よりも歌が上手くて､エンジェルボイスで癒されるし…」
あぁ､そうかよ｡だったら､こっちも考えがある｡
作戦､開始だ!
大輝「なぁ､大光」
大光「うん?」
大輝「いつか､お前が浮気するだろうとは思っていたんだ｡お前には失望したよ｡けど､今でも大光を愛している事には変わりない｡それでも､大光は俺を愛していないと言うのなら…」
大光「…」
大輝「俺､コイツ(嶺亜)と付き合う事にする｡やり直すなら､今だぞ?」
さぁ､どうだ!
大光は俺の言葉に､戸惑いを見せている｡
織山「大光…(´・_・`)」
織山が心配そうに見つめる中､
大光は遂に困り顔になってしまった｡
沈黙が続く中､大光は俺に笑みを浮かべる｡
どうやら､作戦は上手くいきそうだな｡
大光､戻ってきて…お願い(＞_＜)!
大光「…勝手にしろ｡行くぞ､おり」
大輝「…( ; ﾟДﾟ)」
冷たくて心のない言葉に､ショックで声が出なくなってしまう｡
そんな俺の事も気にせず､大光は織山を連れて行ってしまった｡
大輝「…っ!」
嶺亜「大輝!」
崩れるように座り込む俺を嶺亜が支えた｡
琳寧「こんぴー!」
上田「今野!」
隠れて聞いていた琳寧､お店から上田さんが出てきて俺に駆け寄った｡
嶺亜「作戦は失敗だった…(´・Д・｀)」
琳寧「人が変わったようだったね…(´・Д・｀)」
上田「…(浮気相手の奴､何か怪しい)」
大輝「…うぐっ(T_T)｡大光…何でだよ…(T_T)」
もう､大光と終わりなのか?
大光の笑顔が､もう見れなくなるのか?
悲しすぎて､ショックで､俺の目に涙がこぼれ落ちる｡
大光・奪還大作戦は失敗に終わり､俺は重い足取りでカフェに帰るのだった…｡
第31話『大光・奪還大作戦』 終わり
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年12月5日 20時
