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大輝サイド
とりあえず､青い光で目眩ましさせた!
全く…一斉に襲ってくるなんて｡
動けない内に､俺はお屋敷へと走り出した｡
男性1「行かせるか!」
大輝「はっ!」
カキン!
正気に戻った男性が俺の前に先回りして襲いかかり､
突きだそうとした槍を短剣で受け止めた｡
「「おりゃーーーっ!!!」」
後ろからも攻めてきた!湖に飛び込んで…いや､それじゃあ人魚だという事がバレる(＞_＜)!
このまま､お屋敷に逃げたいけど､正面の男性に塞がれているしな…｡
大輝「(…仕方ない)やあっ!」
男性1「うっ(＞_＜)!?」
男性の足を思いっきり踏んで怯ませると､湖に向かって走り出した｡
女性1「彼､何を考えているの( ﾟдﾟ)!?」
男性2「おい､戻ってくるんだ!」
女性2「戻ってらっしゃい!」
皆が止めようと声を掛けられるけど､聞く耳を持たずに湖の中に飛び込んだ｡
矢花「こんぴー!」
アイツの声が聞こえたのも知らずに…｡
矢花サイド
こんぴーが湖の中に飛び込んだ…( ; ﾟДﾟ)!?
お屋敷の中にいると､外から騒ぎ声がして窓から覗いていたら､
槍を持っている人達と戦っているこんぴーの姿があった｡
2階から見ていたから､よく見えなかったけど…｡
こんぴーと戦っている人達を止めようと､外に出たら…｡
男性1「おい､本気で湖の中に飛び込んだぞ…!?」
女性1「族長を呼んだ方がいいんじゃない!?」
男性2「俺､呼んでくる!」
女性2「お願い!」
矢花「こんぴー!」
男性1「バナさん殿!?危ないから､外に出るなと…」
矢花「彼は俺の大切な親友なんです!」
女性1「何ですって!?」
こんぴーが湖の中に…助けにいかないと!
男性1「ダメです!バナさん殿!」
こんぴーを追い掛けて飛び込もうとしたら､男性に止められた｡
矢花「何で止めるんですか!でしたら､あなた達は人魚なんだから助けに行って下さいよ(｀ヘ´)!」
女性1「私達は人魚ではなく､白鳥なんです!一族の人魚に変身できるのは､族長しかいません!」
矢花「そうだった…(ーー;)」
そんな…こんぴー…まさか､溺死しちゃったんじゃ…｡
崩れるように座り込み､顔を下に向けて泣きそうになる｡
矢花「こんぴー…こんぴー…(T_T)」
戻ってきてよ…一番の親友なのに…ここでお別れなのか…?
その時､湖の方を見るとコポコポと泡が出てきていた｡
矢花「えっ…?」
すると､ザッパーン!!と湖から勢いよく誰かが出てきた｡
矢花「…こんぴーΣ( ﾟДﾟ)!?」
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作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年9月11日 21時
