狂犬と歌姫の条件 Part6 (ページ17)

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その頃､大輝は…｡

大輝サイド

大輝「プレゼント用で」

増田「かしこまりました!ラッピングが終わったら､呼ぶから店内を見て待っていてね(^-^)」

俺は「お願いします」と言うと､店長は頷いてラッピングを始めた｡

俺と青木は､『ブリエ・エトワール』というブティックに来ている｡

実は高地さんとジェシーさんから誕生日プレゼントに貰った､

ブルゾン・手袋・マフラー・ニット帽は､この店の店長が作ったブランドものなのだ｡

この店の店長でファッションデザイナーである増田貴久さんは､

高地さんやジェシーさんと顔見知りであり､『トゥルースラブ』に顔を出す事もある｡

青木「どれもお洒落な服だね～(^^)」

大輝「(小声で)だけど､派手すぎだよ｡それに､どれも高い…(ーー;)」

とは言うものの､実を言うと派手なのも好きで｡

ちなみに､この店では月に学生限定の半額キャンペーンというイベントがあり､

学生でもお手軽に買えるらしい｡

増田「お待たせしました｡はい､どうぞ(*^^*)」

大輝&青木「ありがとうございます(^-^)!」

増田さんがラッピングしてくれたプレゼントは､

赤と緑のクリスマスカラーでお洒落なデザインだった｡

増田「ありがとうございました!またのご来店､お待ちしています(^-^)!」

増田さんに見送られてお店を後にし､少し歩いているとスマホが鳴った｡

青木「あっ､俺だ｡(通話ボタンを押して)もしもし､檜山くん?」

檜山くんって､青木の彼氏かな?

青木「うん…今ね､クリスマスプレゼントを買ったの…檜山くんも?そっか…分かってる｡クリスマスイブの日ね(^^)!」

随分､楽しそうに話してるな｡よっぽど､ラブラブなのだろう｡

青木「…分かった!商店街のカフェね!今､行くから!はーい､後でね(*^^*)!」

大輝「待ち合わせでもしたの?」

青木「そう!これからカフェで彼氏とお茶するの!こんぴー､ちょっとの間だったけど楽しかったよ!また､学校でね(^-^)!」

大輝「う､うん｡プレゼント交換会のプレゼント､選んでくれてありがと(^^)」

青木「どういたしまして!じゃあ､バイバイ(*^^*)!」

青木は手を振りながら､商店街の中を走っていった｡

さて､無事にクリスマスプレゼントも買えた事だし､帰るか｡

大光サイド

カランコロン♪

大光「間に合ったぁ(^_^;)!遅くなったっす!」

高地「大光…ギリギリセーフだぞ」

ジェシー「プレゼント､かなり迷った(^_^;)?」

大光「そ､そうっすね…(^_^;)」