第27話 プレゼント探しは辛いよ ページ12
大光サイド
クリスマスの装飾があちこちに飾られている､街の商店街｡
クリスマスプレゼントを買おうと､色々なお店に入る人達｡
放課後､俺はダチの優斗と大昇と一緒にクリスマスプレゼントを買いに来ていた｡
優斗「大昇はクリスマスプレゼント､何にするの?」
大昇「まだ､内緒〜!」
コイツらはお互いに､クリスマスプレゼントの交換をしようとしているらしい｡
もちろん､俺も優斗と大昇にあげる予定だ｡
バイト代で貯めたお金で､何を買うか…｡
大光「なぁ､お前ら」
優斗&大昇「うん?」
大光「クリスマスイブにさ､うちのカフェでクリスマスパーティーやるんだよ｡お前らも出る?」
優斗「ごめん｡行きたいけど俺､お店を手伝わないといけないんだ(^_^;)」
大昇「俺も〜(^_^;)」
大光「いや､大昇は分かるけど｡優斗は店番ぐらい､休めよ!」
優斗と大昇の実家は､街の商店街にあるお店を持っているんだ｡
優斗はスポーツ道具を扱う店の『高橋スポーツ』､大昇は洋菓子店の『パティスリー・イワサキ』｡
野球好きな優斗(ちなみに､今年の夏の部活合宿を最後に野球部を引退した)は､お店の跡取りで将来は継ごうと考えている｡
パティシエを目指す大昇は､パティスリーを継ぐ予定の看板娘のお姉さんを支えようと考えているようだ｡
俺は…まだ､将来を決めていない｡アイツら､すぐに将来を見つけるなんて凄いよな…(ーー;)｡
優斗「無理だよ｡店の跡取りが休むわけには行かないの(^_^;)!」
大昇「俺はクリスマスケーキの販売の手伝いをしないといけないから｡ごめん(^_^;)!」
大光「へいへい､じゃあお前らは欠席な…(ーー;)」
後で､店長に報告だ…｡
優斗「おっ､ここの雑貨屋に行ってみよう!」
優斗が見つけたのは､お洒落な雑貨屋｡
このビルって､2階がヘアサロンのビルなんだっけ｡
大昇「うわぁ〜､優斗!欲しい物､ある?」
優斗「何で聞くんだよ!内緒で買えよ(^_^;)!」
はしゃぐアイツらを放っておいて､大輝の分と優斗と大昇､
そして､クリスマスプレゼント交換会の分を選ぶことに｡
しかし…こういう雑貨､あの子は喜んでくれるのか?
あの子の事は､よく知っているのに…(ーー;)｡
大光「(とりあえず､プレゼント交換会のプレゼントを選ぶか｡おっ､バスソルトじゃん!これ､大輝が好きそう(*^^*)!)」
あっさり､決まったな(^-^)｡
大輝の分とプレゼント交換会用の分を買おうと､バスソルトに手を伸ばした時だった｡
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作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年9月11日 21時
