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慎太郎サイド
は〜あ…(´・Д・｀)｡
今日で何日目なんだろ､この仕事｡
あっ､この街の交番に勤務している､お巡りの森本慎太郎です｡
普段は街をパトロールしているんだけど､数日前から､
この森の出入り口前の警備をする事になったんだ｡
決して､嫌な仕事ではない｡だけど…｡
慎太郎「森の中を見回りするの､怖いんだよな｡湖から歌声が聞こえてくる事があるし｡でも､1回は様子を見てこいって言われてるから､しょうがないか…(´・_・`)」
とりあえず､森の中を行き来して折り返し､
出入り口前に向かって､歩き出す｡
歌声も聞こえないし､異常なしかな｡
よし､戻ろう｡
〜〜〜♪(?の歌声)
慎太郎「へっ!?湖から､歌声が聞こえてくる!?さっき､行った時は異常は無かったのに」
いや…でも､見に行った方がいいよな｡
怖いけど､様子を見に湖へと歩き出した｡
にしても､透き通るような美声だ｡
きょもと良い勝負って感じ｡
慎太郎「えっ!?あれは(;ﾟдﾟ)!?」
湖に近づいていくと､信じられない光景を目にした｡
慎太郎「何で､湖の近くに人々が倒れてんの(;ﾟдﾟ)!?」
俺は駆け寄って､倒れている人に「大丈夫ですか!?」と声を掛けるけど､起きそうになかった｡
皆､気を失っている…｡
もしかして､湖で行方不明になった人達だろうか?
その中には､黒いビスチェ型のワンピースを着た茶髪の女子(?)も気を失っている｡
慎太郎「とにかく､救急車を呼ばなきゃ!(スマホを出して)もしもし!」
その後､数台の救急車が来て､
倒れている人々を乗せ､街の病院へと搬送されていった｡
俺も戻って､森の出入り口前にいる､ふっかさん達に知らせなければ｡
大輝サイド
大輝「行ったか…」
誰もいなくなった事を確認して､湖から顔を出す｡
一か八かではあったけど､何とか上手くいった｡
あの時､慎太郎さんの声が聞こえてきて､
あの人はお巡りさんだから､
ここをパトロールしていると確信したんだ｡
そこで､俺の歌声で引き寄せて､
嶺亜と行方不明になった人々を慎太郎さんに任せた､という事だ｡
大輝「にしても､この短剣｡確か､ローレライの魔剣､だったな｡一体､誰が嶺亜をセイレーン一族に変えたんだ?」
証拠品として回収したローレライの魔剣は､
透明な袋に入れておいた｡
今度､樹さんに会って渡そう｡
大輝「戻るか」
湖に潜り､先程のルートを使って､
カフェに向かって泳いでいった｡
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作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年8月15日 22時
