狂犬と歌姫の条件 Part5 (ページ50)

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大輝サイド

大輝「日直当番かもしれないし､早く来てるかも」

和田「それはあり得るね」

そう思い､校舎に入って下駄箱で運動靴に履き替える｡

和田と話しながら､教室に入ると既に大光､優斗､大昇がいた｡

矢花の姿がないということは､日直日誌でも取りに行っているのかもしれない｡

大輝「おはよう､大光」

大光「おはよう､大輝!寒いけど､良い天気だねぇ(*^^*)!」

大輝「お前は元気でいいな｡羨ましいよ(^_^;)」

そう言いながら､席に座って通学鞄を横に掛けた｡

通学鞄から音楽プレイヤーを出してイヤホンをつけて､

聴いていると､あっという間に時間が過ぎ､チャイムが鳴って､

担任の先生が入ってきて､出欠をとろうとした｡

先生「矢花はまだ来ていないのか?」

えっ?アイツ､日直じゃないの?

先生「今野､和田｡何か聞いてないか?」

和田「いや､知らないです…」

大輝「俺も…」

俺と和田が矢花と仲良しである事は､先生も認知している｡

先生「そうか…後で家に連絡して聞くか｡では､出欠をとるぞ」

矢花…アイツ､どうしたんだ…?

お前がいないと､寂しいよ…(´・Д・｀)｡

第25話『帝王の存在』終わり

『狂犬と歌姫の条件 Part6』に続く…｡