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25-11 ページ49

高地サイド

高地「矢花くん、いらっしゃい。席はどこでも…」

矢花「あっ、違うんです。こんぴー、いますか?」

高地「ちょっと待ってて」

午後、大輝は友達が入院している病院にお見舞いに行ったけど、

もう帰ってきているのかな?

ダイニングルームやリビングを探すも、大輝の姿がない。

部屋にいるのかなと思い、コンコンコンとノックする。

シーン…。

高地「(返事がないな…まだ、帰ってきてないのかな)」

一応、確認しようと扉をそっと開けると、

大輝がベッドでうつ伏せになって眠っていた。

あー、ブルゾンもマフラーも手袋も帽子も、脱ぎっぱなしじゃん…(ーー;)。

ため息をつきながら、ブルゾンとマフラーをハンガーに掛けて、

手袋と帽子をサイドテーブルに置いた。

高地「大輝。矢花くんが来たんだけど。おーい?」

大輝「(-.-)Zzz・・・・」

疲れてるのかな…。しょうがない。

起こすのは流石に可哀想なので、断念して音を経てないように部屋を出た。

店内に戻って、とりあえず矢花くんに「出掛けていて、いなかった」と言った。

矢花「そうですか…(´・д・`)」

ジェシー「大輝と何かあったのか?」

矢花「いえ、何でもないです。こんぴー、どこに出掛けたか知ってますか?」

高地「友達のお見舞いに、街の病院に行ったよ。もう少ししたら帰ってくると思うけど、待つ?」

矢花「いえ、大丈夫です。突然、すみません。大光、また明日学校で」

大光「お、おう…」

矢花くんは「お邪魔しましたm(_ _)m」と、挨拶してカフェを出ていった。

高地「矢花くん、何だか元気なかったな。大光、心当たりはないか?」

大光「あー…大輝と喧嘩したらしいっすね」

ジェシー「えっ、マジ?あんなに仲良しなのに。何で俺達に相談しないんだろ?」

高地「俺達に迷惑を掛けたくなくて、言わなかったんじゃないか。人に言えない事や相談しにくい事だってあるんだから(ーー;)」

カフェを閉めた後、大輝に聞こうと思ったけど、

やっぱり聞きづらくて、ダメだった…(ーー;)。

何か隠してないよね…?


次の日…。


大輝サイド

和田「こんぴー、おはよう(^-^)!」

大輝「あっ、おはよう」

校門に入った瞬間、後ろから和田が手を振って走ってきた。

あれ?今日は矢花と一緒じゃない。

大輝「和田、矢花に会ってないの?」

和田「あー…今日はまだ」

方向は違うけど、矢花はいつも和田と登校している。

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作者名:セーラーローズ | 作成日時:2023年8月15日 22時

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