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琳寧サイド

師匠は銭湯で働くようになり、

琳寧だけでなく、パパ、ママ、妹の音杏、

飼い猫で銭湯の看板猫のみたらしだんごと、

仲良くなって、幸せな生活を過ごしていた。

ところが突然、師匠が書き置きを残して陽だまり湯から姿を消してしまい、

師匠が姿を消した日、おつかいに行っていた琳寧は、知らない男性達に捕らわれたの。

その人達はルガン一族という、鮫の特性を持った人魚で、師匠もその一族の人魚。

つまり、師匠の記憶喪失は嘘だった。

師匠は元々、ある野望を持って記憶喪失を装って、人間の世界に来たけれど、

琳寧や家族と出会って触れ合った事で、心変わりしたみたいで、

琳寧を助けようと、立ち向かったんだ。

琳寧はルガン一族の族長だった人魚に連れ去られて、師匠は追い掛けて、族長と戦って…。

やがて、琳寧は助けられたけど、

師匠は族長と一騎討ちをしようとした。

逃げるように言われたけど、放っておけなくて戻ってきたら、

師匠が族長に追い詰められてピンチになっていた。

助けられた恩を返す為、次は琳寧が師匠を助ける番だと誓い、琳寧は行動を始めた。


(『筋肉と甘栗の条件』最終話の8-10)

琳寧『師匠!避けて!!』

師匠を助けなきゃという一心で、師匠の籠手(こて)(ルガン一族の証である武器)を、

族長の人魚に向かって投げつけて…。

(最終話の8-11)

琳寧『もうやめて!これ以上、師匠を傷つけたら許さないから( `ー´)!!』

そして、師匠は琳寧が投げた籠手に胸を刺されて苦しむ族長に、怒りを込めてトドメをさした…。


あの後、琳寧と師匠は人魚の治療をしている医者であり、

海洋学者の川島如恵留さんの家に行って、

師匠の怪我を治療してもらい、雨宿りしてもらう事になった。

あの時、物凄い雨が降っていたからね(^_^;)。

雨が止んだ朝の日、陽だまり湯に戻って、

師匠は家族に何も言わずに出ていった事を謝罪した。

琳寧はもちろん、家族も許してあげた。

こうして、師匠は琳寧の家族の一員として迎えられ、

陽だまり湯の正式な従業員になったんだ。

ちなみに、嘘だった記憶喪失の事は、

「師匠は記憶喪失になる前は職を失ったフリーターで、自ら命を絶とうと海に飛び込んだ」と、

家族に説明したよ。

詳しい事をもっと知りたい人は、

筋肉と甘栗の条件を読んでね!
(いや、宣伝かいっ( `ー´)!by大輝)

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作者名:セーラーローズ | 作成日時:2023年8月15日 22時

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