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大輝サイド
カイゼリン・セイレーン「私の住み処に来るなんて､度胸あるじゃん｡他の人魚達は､来なかったのに」
大輝「当たり前だよ｡ここは俺達､オンディーヌ一族の住み処だ(｀ヘ´)!」
カイゼリン・セイレーン「まだ､そんな事を言うんだ?」
大輝「当然だろ｡ここでお前を倒して､住み処もこの人達も解放してやる(｀ヘ´)!」
エレキギターを構えると､アイツは「ふん」と鼻を鳴らして杖を手にした｡
カイゼリン・セイレーン「だったら､ここがあんたの墓場となるのよ!さぁ､勝負!!」
そう言うと､カイゼリン・セイレーンが杖から光線を撃ってきた｡
俺は泳いでかわし､攻撃のチャンスを伺う事にする｡
カイゼリン・セイレーン「ピラニア達!アイツを追って!」
杖からピラニア達が出てきて追いかけ､俺に噛みつこうと襲ってくる｡
とりあえず､泳いで距離をとらなきゃ!
それにしても､あのピラニア達は泳ぎが速いな…!
さすがに､追い付かれてしまう｡
大輝「(…これだ!)」
目にしたのは､大きな柱｡
俺は止まると､襲ってくるピラニア達に向けた｡
カイゼリン・セイレーン「自らピラニア達に噛まれたいの?マジでバ…」
ドカン!!
カイゼリン・セイレーン「へっ!?」
もくもくもく…(煙が出てくる)｡
カイゼリン・セイレーン「ちょ､ピラニア達!?…うわっ!?やられちゃった…｡ってゆーか､アイツがいない!?」
大輝「…」
俺はというと､大きな柱の影に隠れていた｡
ピラニア達をギリギリまで引き寄せて､クラゲ達を召喚して立ち向かってもらってビリビリ攻撃をして､
ピラニア達を消滅させたと同時に､煙を起こしたんだ｡
煙が出ている間に､泳いで大きな柱まで逃げたわけよ｡
でも､ピラニア達に立ち向かってくれたクラゲ達まで消滅してしまって､申し訳ない…(´・Д・｀)｡
それでも､消えたクラゲ達は俺のエレキギターの中に戻って､
エネルギーを回復させる機能を樹さんが着けてくれた｡
もうちょっとしたら､この子達も回復するだろう｡
カイゼリン・セイレーン「どこに隠れてるの!?出てきなさいよ!」
まずいな…短期戦に持ち込んだ方がいいかもしれない｡
気づかれないようにチラッと見ると､カイゼリン・セイレーンがキョロキョロと俺を探している｡
アイツが背を向けた時､目を疑うのような物を目にした｡
大輝「(項にセイレーン一族の刻印が!?あっ､確か…)」
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作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年8月15日 22時
