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大輝サイド
次の日の朝。朝食を食べ終えて、ボストンバッグを手にした。
大光「じゃあ、大輝。また、泊まりに来いよ(^-^)」
大輝「うん。あっ、大光。今日、バイトは?」
大光「もちろん、あるよ。後で行くからさ(^^)」
大輝「そっか。じゃあ、また後で(^^)」
大光に見送られ、家を後にしてカフェへと歩き出した。
そういえば昨日、クリスマス・イブの日、
トゥルースラブで高地さんとジェシーさんの関係者を集めて、
クリスマスパーティーをやるって、大光が言っていたっけ。
俺も参加できるのかな?お二人に聞いてみよう。
高地「おっ、大輝。お帰り(^-^)」
カフェの出入り口前で掃除している高地さんが気づいて、微笑んだ。
大輝「ただいま(^-^)」
高地「お泊まり会、楽しかった(^-^)?」
大輝「はい…//」
ジェシー「(扉を開けて)高地〜。あっ、大輝じゃん。お帰り(^-^)」
大輝「ただいま、ジェシーさん(^-^)」
ジェシー「おや?ちょっと顔が赤いけど、もしや大光と…(^^)」
高地「変な事を聞くな(`ヘ´)!(バシッ!とジェシーの頭を叩く)」
ジェシー「痛い…(T^T)」
大輝「…(ーー;)」
呆れるように見つめた後、俺は「行きますね」とカフェに入った。
とりあえず、手洗いとうがいしてから、持っていった寝巻きとか洗濯しようっと。
午後には、嶺亜のお見舞いに行きたいし。
大輝「(あれ?洗濯機が動かない?壊れてるのかな…)」
気になって高地さんとジェシーさんに聞いた所、
昨日、洗濯機が壊れてしまい、後日に修理に来るらしい。
仕方なく、コインランドリーで洗濯する事になり、
高地さんからコインランドリー代を貰って、行く事になった。
大輝「矢花!」
コインランドリーに向かって歩いていると、矢花を発見した。
この前の事を謝らないと…。
ダウンジャケットにジーンズスタイルの矢花は、振り返って俺を見つめている。
コインランドリーは大光の家の方面にあるので、大光の家にでも行こうとしているのだろうか。
大輝「矢花。この前の事だけど…おいっ!?」
謝ろうとしたら、矢花は無視して俺から逃げるように走り去っていった。
大輝「矢花…(´・д・`)」
初めて出来た人間の友達に無視され、俺は洗濯物を抱えたまま、立ち尽くしていた…。
第24話『狂犬に包まれたなら』 終わり
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作者名:セーラーローズ | 作成日時:2023年8月15日 22時