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大輝サイド
とはいえ､大我様はそういうのは興味が無いようで､
後継者に相応しいのは､嶺亜か俺だと言っていた｡
嶺亜は人気者だから分かるけど､俺なんて…(-_-;)｡
大光「大輝｡このデュエット曲､文化祭で山下さんと歌っていた曲だよ｡文化祭に来ていた店長とジェシーさんが話していたぜ」
大輝「あー､『エリザベート』の劇中歌の有名な1曲だって聞いたことあるよ」
大光「男子2人のデュエット曲ってBL感､感じるよな〜」
多分､お前だけだと思う(^_^;)｡
文化祭当日､俺は本番前にお手洗いから教室に戻る途中で､
別のクラスの生徒に電撃を受けて気絶して､物置小屋の中に閉じこめられてしまったんだ｡
それで舞台袖で､大我様と山下さんのステージが見れなかったんだよな…(-_-;)｡
大光が友達と一緒に探して､アイツが助けに来てくれた時は嬉しかったな…｡
ちなみに､俺を襲って物置小屋に閉じこめた別のクラスの生徒2人は､
人間の世界で生活しているルガン一族の人魚であり､
何者(恐らく､セイレーン一族の人魚)かの指示でやった事が､
樹さんの調べで明らかになったんだ｡
文化祭から数日後､樹さんから「もしかしたら､学校にセイレーン一族が潜んでるかもしれねぇ｡気をつけろ」と､
忠告を受けたので､警戒をしながら学校生活を送るようになった｡
大光「京本さんが拳銃持ってる…!」
大輝「えっ?マジで撃…っ//」
大光「ワーオ…(ﾟ∀ﾟ*)」
大我様が拳銃を手にして撃とうとしたと思いきや､相手の役者さんと､キスした…!
な､何だよ､これ//｡
見てはいけないものを見てしまった､っていう感じがする…(ーー;)｡
大光「よく分かんないミュージカルだけど､すげぇな」
大輝「そ､そうだね…(今度､大我様に､どーゆー事か聞いてみよ…)」
ミュージカルはあっという間に終わり､俺はプレイヤーからDVDを出し､
大光は飲み終えたコップと駄菓子を片付けた｡
大光「そうだ｡昨日さ､例の奴を見つけたんだよ｡大輝も気になっていただろ?」
大輝「えっ､それって」
大光は「ちょっと待ってて〜」と､リビングを出ていった｡
それから､1分も経たずに戻ってきた｡
大光が手にしているのは､紫色の箱｡
大光「この中に入っていたんだよ!じいちゃんが調べていた､人魚の伝説のレポート(*^^*)!」
大輝「マジ!?」
大光は「マジマジ!」と､箱を開けて､
左上にホッチキスで止められた何枚ものレポート用紙を取り出す｡
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作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年8月15日 22時
