狂犬と歌姫の条件 Part4 (ページ6)

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(※お話の途中ですが､ここで『秀才と小悪魔の条件』で初登場した菅田琳寧と上田竜也について軽く紹介)
菅田琳寧
港町にある学校に通う高校3年生で､銭湯『陽だまり湯』の看板息子｡運動神経抜群な少年｡『秀才と小悪魔の条件』の主人公の一人､本髙克樹とは友人で小学校時代からの同級生だった｡
上田竜也
銭湯『陽だまり湯』で働く男性｡琳寧から『師匠』と呼ばれているが､詳しい関係は不明｡

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大光サイド

出迎えてくれたのは､法被を羽織った黒髪で明るく元気な少年だった｡

もしかして､矢花の小学校時代の…｡

矢花「琳寧くん､久しぶり(^-^)!」

琳寧「あっ､バナさん!いらっしゃい(^-^)!」

やっぱりだ｡あの少年が､この銭湯の看板息子なんだ｡

矢花「琳寧くん､紹介するね｡同じ学校に通っている､クラスメイトの佐々木大光くん」

大光「よろしく(^^)」

琳寧「初めまして!『陽だまり湯』の看板息子､R･I･N･C･H･A･N!琳ちゃんこと･菅田琳寧です!よろしくね(^-^)!」

ど､独特な自己紹介…(-_-;)｡

上田「琳寧｡客が戸惑うから､その挨拶はやめろって言ってるだろ…(-_-;)」

琳寧「だって､琳寧とバナさんと同学年ですもん｡それに…あーっ!」

すると､琳寧が急に俺に近づいてガン見してきた｡

な､何!?

琳寧「君､この前の学校の文化祭のミュージカル劇に主役で出ていたよね!?キレのあるダンスと演技､めちゃくちゃ良かったよ～(*^^*)!」

大光「はっ!?じゃ､じゃあ…文化祭の日､俺と矢花が通う学校に来ていたのかよ(;ﾟдﾟ)!?」

琳寧「うん､師匠と2人でね!ねっ､師匠(^-^)?」

上田「お､おう…//」

大光「でも､何で?」

矢花「俺がLINEで連絡したの(^^)」

矢花によると､先月のホームルームでミュージカル劇の作品や配役が決まった日､

琳寧にすぐ､「うちのクラスはミュージカル劇をやるから､良かったら来てね!」とLINEしたらしい｡

当日､上田さんと一緒に文化祭に来て､体育館にある席に着いた時は､

大体､前辺りにいたんだとか｡

全然､知らなかったし､今日が初対面だから分かるかっつーの(ーー;)｡

矢花「文化祭が終わって､トゥルースラブに行く前に､琳寧くんと上田さんに会ってちょっと話したよ｡ミュージカル劇の感想､話しててさ～」

琳寧「うん｡主役の君とヒロインのクラスメイト､本物のカップルみたいだった(^-^)!」

大光「ぶっ…(＞_＜)」←思わず､吹き出す

上田「琳寧､やめとけって…(ーー;)」