検索窓
今日:26 hit、昨日:1 hit、合計:8,820 hit

18-7 ページ33

大輝サイド

「…輝〜!!」

右腕を押さえて座り込んでいると、聞き覚えのある声が森の中に響いた。

大光「大輝〜…あっ、いた!」

大輝「大光…」

通学鞄を背負った大光が俺を見つけると、駆け寄ってきた。

大光「無事で良かったぜ。店長から連絡が来てさ、大輝がコンビニから帰ってこないって…。大輝!?右腕、どうしたんだ( ; ゚Д゚)!?」

大輝「あっ…転んで擦りむいた…」

大光「(そんな事ないような気がするけど…)そうなのか!?すぐに手当てしないと!あっ、確かブローチがあったじゃん?それで、治せば…」

大輝「それは無理だ。真珠は俺自身の力の源だから、自分の怪我を治す事ができない」

大光「うそ〜ん…(ーー;)」

大輝「とりあえず、俺をカフェまで連れていってほしい。それに…」

大光「コンビニだろ?分かってるぜ(^^)」

ちゃんと、俺の気持ちを理解してる。さすが、俺の彼氏。

大光「それとさ。変な棒みたいなのを拾ったんだけど、これは君の?(・・?)」

大輝「あーっ( ; ゚Д゚)!」

やっぱ、どこかで落としていたんだ。

女王ファンテーヌから授かった特別な楽器だから、失くしたらマジヤバだった。

たまたま見つけて拾ってくれたとはいえ、大光に感謝である。



カランコロン♪

高地&ジェシー「大輝!」

大光と一緒に、トゥルースラブに帰ってくると、

高地さんとジェシーさんが駆け寄ってきた。

大光はお二人には、俺がコンビニから帰る途中で転んで、

右腕を擦りむいて座り込んでいた所を見つけ、

連れて帰ってきたと、説明してくれた。

大輝「ご心配をおかけして、ごめんなさい…(ーー;)」

高地「大輝が無事なら、いいんだ」

ジェシー「事件に巻き込まれていなくて、良かった…」

高地「だな。右腕、大丈夫?手当てしてあげるから、おいで」

大輝「はい…」

ジェシー「大光、サンキューな。連れてきてくれて」

大光「ういっす。じゃ、俺はこれで。大輝、お大事にな(^^)」

大輝「ありがと…//」

そう言うと、大光はカフェを出ていった。


高地さんに手当てしてもらい、部屋に入るとベッドに座った。

大輝「そうだ…」

ズボンのポケットから、ある物を取り出した。

実はカイゼリン・セイレーンが湖に潜り去った後、近くに落ちていたのを拾ったんだよ。

綺麗なピンク色の指輪で、俺が嵌めている指輪とは違う。

アイツの所持品で間違いない。

次はこれを使っておびき寄せて、アイツを倒すんだ…!


第18話『湖の犯人、再び』 終わり

第19話 勉強会のラプソディー→←18-6



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
14人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:セーラーローズ | 作成日時:2023年3月19日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。