第18話 湖の犯人､再び ページ27
大輝サイド
キーンコーンカーンコーン…｡
優斗「今日も補習かぁ〜…(ーー;)」
大昇「怠い〜…(ーー;)」
大光「狂犬の大光､受けたくねぇ〜…(ーー;)」
学校が終わり､教科書やノートに筆記用具など､
通学鞄に入れながら､大光達の愚痴を聞いている俺｡
補習に呼ばれたという事はコイツら､前期の期末試験は悪かったな…(ーー;)｡
このままじゃ､高校卒業できないだろ｡
矢花「こんぴー､帰ろ(^-^)!」
大輝「うん｡和田も…」
和田「ごめん｡実は今回､俺も補習に呼ばれたのよ…(^_^;)」
大輝「えっ､マジ?」
和田は俯きながら､コクッと頷いた｡
ということで､俺と矢花だけで帰ることに｡
矢花「じゃあ､先に帰るね」
大輝「ちゃんと補習､受けろよ?」
大光「へ〜い…」
教室を出て､下駄箱に行って運動靴から革靴に履き替えると､校舎を出た｡
ビュオ〜ッ…｡
大輝「寒いな…」
矢花「うん…こんぴー､早くトゥルースラブに行こう｡今日は､そこで試験勉強するんだもんね」
俺達は急いで､カフェ『トゥルースラブ』へと走り出した｡
冷たい風が吹いて寒さに震えながらも､何とか辿り着く｡
カランコロン♪
ジェシー「大輝､お帰り〜(*^^*)!」
大輝「ただいま｡今日は矢花と一緒に試験勉強をするので､お邪魔させてもいいですか?」
高地「もちろん｡2人とも､頑張れよ(^-^)」
大輝&矢花「ありがとうございます(^-^)!」
カフェに入ると､カウンターでコーヒーを淹れていた高地さんと､
テーブルを拭いているジェシーさんがいた｡
お二人に迎えられ､矢花と店内を後にしようとした時だった｡
アナウンサー『続いてのニュースです｡都内の森で､人が行方不明になる事件が再び発生しました｡同所では6月の5ヶ月ぶりで､行方不明になったのは40代ぐらいの女性という事です』
カフェにあるテレビからニュースが流れ､
俺と矢花は足を止めて､テレビに目を向けた｡
映像は中継に変わり､大光の家の近くの森でリポーターが状況を伝えている｡
ジェシー「また起きちゃったのかよ(;ﾟдﾟ)!?」
テーブルを拭き終えたジェシーさんも､
ニュースを見て､呆然とした｡
矢花「警察が見張りをしている事もあって､最近は全く起きていませんでしたよね」
高地「うん｡この所､慎太郎も交代で見張りをやるようになったんだって｡アイツ､仕事は真面目だからサボる事は無いだろうし」
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作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年3月19日 13時
