狂犬と歌姫の条件 Part4 (ページ3)

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第16話大光の浮気? ページ3

大光サイド

大光「はい…午後13時…大丈夫です!家にいますので…分かりました｡では明日､お待ちしていますので､よろしくお願いしますm(_ _)m｡では､失礼します」

スマホで電話して切ると､バスルームの浴槽を見つめた｡

大光「何で､こんなに寒くなってきたのに､壊れるんだ…(ーー;)」

お風呂掃除をしようと､水道の蛇口を捻ったらお湯が出てこなかった｡

くそ～マジついてねぇ…(ーー;)｡

とはいえ､うちは古民家だから無理もない｡

後で､兄ちゃんか姉ちゃんにLINEしてガス料金を振り込んでもらわなきゃ(-_-;)｡

とりあえず､東京ガスに電話して修理を依頼してもらい､

今日は銭湯でお風呂に入ろうと､スマホで近くの銭湯を探す｡

街の商店街には無いのかよ…うん?

大光「銭湯『陽だまり湯』?ここ､良さそうじゃん(^^)!」

時代劇に出てきそうなお城の建物が写っている写真が､目に入った｡

大光「えっと､場所は…港町Σ( ﾟДﾟ)!?」

隣じゃんかよ!仕方ない､バスで行くか｡

私服(紫色のパーカーに､中はグレーのヒートテックのシャツ､下はジーンズ)に着替え､

お風呂セットが入ったリュックを背負い､家を出てバス停に向かった｡

家を出て､歩いていくとバス停を発見してその場で止まる｡

乗るのはいつぶりだろうな～と思いながら､

兄ちゃんと姉ちゃんに､お風呂が壊れたことと､

修理を依頼した事､今日は銭湯に行ってくるからと､LINEした｡

少ししてLINEが来て､兄ちゃんと姉ちゃんが半分ずつ出して振り込んでおくと書いてあった｡

俺は「サンキュー､ごめん」とLINEしてスマホをズボンのポケットにしまうと､ちょうどバスがやって来た｡

織山「佐々木くん!」

大光「織山!?」

後ろから勢いよく､バスと競争してるかのように織山が息を切らしながらやって来た｡

織山「良かった…間に合った(^-^)!」

大光「お前も､このバスに乗るの?(・・?)」

織山「うん!ほら､開いたよ｡乗ろっ(^-^)!」

大光「あっ､うん…」

織山は人懐っこい笑顔で､「早く早く!」と言うように､

俺を押しながら乗ると､バスは走り出した｡

和田「(バスを見て)うん?アイツらは…」

織山とバスに乗り､後ろの席に座る｡

織山「佐々木くん､どこに行くの?」

大光「あー､俺は港町に｡織山は?」

織山「俺も｡あの町､俺が住んでいる場所だから(^^)」

織山が密着するかのように近づいてくる｡

ちょっと…やめてくれねぇ(￢_￢)?