狂犬と歌姫の条件 Part4

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大輝サイド

街に戻ってきて､降りるバス停に着いた時は空は暗くなっていた｡

周囲の街灯が着いて､道を照らしだしてカフェ『トゥルースラブ』へと導いてくれる｡

送ってくれるのは嬉しいけど､隣にいる大光はさっきから黙っている｡

どうしたんだろ?(・・?)

疑問に思いながらも､明かりが点いている『トゥルースラブ』に辿り着いた｡

大輝「(妙に静かだな…?)」

まだ､閉店時間じゃないのに…まぁ､いっか｡

カランコロン♪

大輝「ただいま…」

「「「おめでとーーーっ(≧▽≦)!!!」」」

パーーーーーンッ!!!!!

大輝「ひっΣ( ﾟДﾟ)!?」

扉を開けて入った途端､クラッカーの音と共に沢山の人達に出迎えられた｡

ってか今､おめでとうって言った?

ジェシー「パーンッ(≧▽≦)!!」←クラッカーの音の真似

大光「ジェシーの兄貴!この子､キョトンとしてるっす(^_^;)!」

ジェシー「へっ?」

高地「へっ?じゃねぇよ…(ーー;)」

大輝「ちょ､ちょ､ちょっと待ってください!これ､どういう事ですか!?」

大光「まぁまぁ､大輝｡話は入ってから…(^_^;)」

大光に押されて店内に入ると､くっ付けたテーブルの上には豪華なごちそうが｡

あの〜､だからどーゆー事?

ジェシー「高地､出入り口の扉に貸し切りの札を掛けたよ!」

高地「サンキュー」

大輝「貸し切り?(・・?)」

矢花「こんぴー!!」

優斗&大昇&和田「誕生日､おめでとう(^-^)!」

大輝「矢花に和田!優斗と大昇…」

制服姿の矢花､和田､優斗､大昇が俺の近くに来てそう言った｡

店内にいるのは高地さんとジェシーさん､矢花達だけじゃない｡

常連客の北斗さんと慎太郎さん､塾長と加藤さんもいる｡

琳寧「おめでとう､こんぴー(^^)!」

大輝「琳寧!?」

この前､知り合ったばかりの琳寧と上田さんまで…｡

樹「俺ときょも､山下さんや社長もいるぜ(^^)」

滝沢「こんばんは､今野くん(^-^)」

山下「俺達もお祝いに来たよ(^-^)」

夏休み､トゥルースラブにドラマロケで来た､

ドリームミュージックに所属している山下智久さん､

京本大我さんとマネージャーの田中樹さん､

さらに､ドリームミュージックの社長の滝沢秀明さんの姿も｡

大光「ささっ､主役はこちらへ(*^^*)!」

大光に手を引かれて､ごちそうの前に座らされた｡

大光「俺達が港町に行っている間に､サプライズで大輝の誕生日パーティーの準備をしてもらっていたんだ」

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