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大光サイド
同性のカップルって、俺らだけじゃなかったのか…。
俺達は先程の話は嘘じゃないと、川島さんに言った。
如恵留「何だ〜。同性のカップルって、俺だけじゃなかったんだ。良かった…(^_^;)」
大光「あの、川島さん…」
如恵留「名前でいいよ」
大輝「いいですけど、何て呼ばれてます?」
如恵留「うーん…如恵留くん、如恵留さん。あと、俺が学者という事もあってか、如恵留先生って呼ばれる事もあるね」
大光「じゃあ、如恵留先生で」
大輝「俺も」
如恵留「うん、そう呼んでくれると嬉しいな。改めて、よろしくね。大光くん、今野くん(^-^)」
それから、俺と大輝は出会った時や2人の思い出など、如恵留先生に話した。
如恵留先生は笑顔で聞いてくれて、自身も恋人との出会いや思い出を話してくれる。
羨ましいと思う時もあった。
そして、時間はあっという間に経っていき、
奢ってあげると如恵留先生が支払い、カフェを出る。
大光&大輝「ご馳走さまでした(^-^)!」
如恵留「どういたしまして(^-^)」
pururururu…。
スマホの着信音が鳴り、俺と大輝はそれぞれ確認したけど、鳴っていない。
って事は…。
如恵留「はい、もしもし。うん…今から帰るから、いい子で待っていてね(^-^)♡はーい(^-^)♡」
電話の相手…ペットじゃないのか(¬_¬)?
如恵留「(電話を切って)じゃあ、俺はこれで(^-^)」
大光&大輝「はい、さようなら(^-^)!」
如恵留先生と別れて、俺達は歩き出した。
大輝「大光、見て!綺麗な夕焼け(^-^)」
大光「本当だ(^-^)!」
大輝が指を指した先には、オレンジ色の大きな夕日が。
それを差し込んだ反射で、海もオレンジ色に染めている。
大光「海岸に行こっか」
階段を下りて、砂浜の上を歩き出す俺ら。
大輝は俺よりも少し先を歩いていて、あの子の背中を眺める。
さっきからお互い、黙っていて何を話そうか思い付かない。
ふと、スマホに表示されている時計を見た。
大光「(17:00か…)」
時間をチェックして、スマホをズボンのポケットにしまう。
そして、俺はあの子に呼び掛けた。
大光「大輝!」
大輝「うん?何…」
振り返った瞬間、俺はあの子に近づいて唇を重ねた。
大輝「んっ…//」
大輝は苦しいのか、俺の胸を叩いていた。
でも、俺はあの子の唇から離れない。
お泊まり会の失敗以来、キスを諦めていたけど、
どうしてもしたかったんだ…//。
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作者名:セーラーローズ | 作成日時:2023年3月19日 13時