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大光サイド
資料を落としてしまった男性は茶髪で眼鏡を掛けた､
知的な顔立ちをしていて､白いトレンチコートを着用した､
紳士的な人だった｡
?「資料を拾ってくれたお礼に､家…あっ､間違えた(^_^;)｡近くのカフェでお茶をご馳走してあげるよ(^-^)」
大光「俺ら､さっき弁当を食ったばっかり…」
大輝「折角､誘ってくれたんだから､ありがたく頂こうぜ｡(男性に)ありがとうございます｡では､是非…」
まぁ､お茶ぐらいならいいか…｡
男性に連れられてやって来たカフェに来て､
あまり目立たない奥のテーブルに座る｡
俺はクリームソーダ､大輝はアールグレイティーを注文した｡
如恵留「紹介が遅れたね｡俺は､川島如恵留｡海洋学者をやっているんだ」
大光&大輝「海洋学者?(・・?)」
如恵留「簡単に言うと､海を研究するお仕事かな｡港町にある海について､色々調べているよ」
海と聞いて､俺は思わず大輝をチラッと見た｡
大輝「何見てんの…//」
大光「いや､大輝が可愛いか…痛てっ(＞_＜)!」
大輝「バカッ//」
大輝に思いっきり左足を踏まれ､ジンジン痛む｡
如恵留「ふふっ｡君達､面白いね｡もしかして､カップル?」
大光&大輝「ええっΣ( ﾟДﾟ)!?」
唐突に聞かれてしまい､俺達は目を見開いてしまう｡
如恵留「そんなに驚かなくても…(^_^;)」
いや､めちゃめちゃ驚いたっす(＞_＜)!
嘘も方便って言うし､ここは隠す形で…｡
大輝「はい､お付き合いしています」
大光「おいおい､大輝( ; ﾟДﾟ)!」
出たよ､世間知らずのお坊っちゃま気質…｡
これ､絶対にからかわれるパターンだ!
大光「すみません!この子が言っているの､嘘っす(^_^;)!俺達､友達でーす!」
如恵留「そうなの?てっきり､カップルかと…(^_^;)」
店員「お待たせしました」
そこへ､ドリンクを運んできた店員がやって来て､
俺達はそれぞれのドリンクを飲んで､喉を潤す｡
如恵留「実は…俺にも､溺愛している恋人…彼氏がいるんだ//」
大光「か､彼氏っすかΣ( ﾟДﾟ)!?」
大輝「って事は､男子ですよねΣ( ﾟДﾟ)!?」
如恵留「あの〜､皆が見てるから…(^_^;)」
カウンターや近くのテーブルに座っているお客さん､
カフェの店員さんが俺らをぎょっとしたように見ていて､
俺と大輝は「すみません､すみません…(ーー;)」と謝った｡
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作者名：セーラーローズ | 作成日時：2023年3月19日 13時
