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大輝サイド

大輝「バレンタインフェア?」

ピンク色のブースには、ハートの形をしたチョコレートや、

小粒のチョコレートが入っているハートの缶などが並べてある。

期間限定で売っている商品なのかな?

っていうか、バレンタインって何なの?

大昇「あれ?こんぴー、来ていたんだ(^^)」

ショルダー式の通学鞄を肩に掛けた大昇が、お店に入ってきた。

大輝「うん。ちょっと、気になるブースがあって」

大昇「あー、うちのお店、バレンタインフェアをやってるんだ。もしかして、興味ある(^^)?」

大輝「どうなんだろ…って、バレンタインって何なの?(・・?)」

大昇「えっ!?バレンタイン、知らないのΣ( ゚Д゚)!?」

大昇が目を見開いて驚くと、俺は戸惑いながら頷いた。

大昇「バレンタインは、女子が好きな男子にチョコを渡して告白するんだよ」

す、好きな男子に…渡す…?そ、それで、こ、告白…?

人間界では、そんなイベントがあるのか。

大昇「本命と義理と2つの種類があるんだ」

大輝「本命?義理?」

大昇「本命は先程言った通り、好意を抱く男子に渡すんだ。義理は好意を抱いていない男子に、日頃の感謝を込めて渡すの」

大輝「へぇ〜…」

大昇「ほとんどの女子は手作りで渡すんだけど、最近は市販で渡す事も多いかな〜」

大光に…本命チョコを…。


大輝『大光!これ…バレンタインチョコなんだ…//』

大光『えっ!?大輝が作ったの…//?』

大輝『(モジモジしながら)う、うん…お前の為に…頑張って、作った…んだ…//。受け取ってくれる…?』

大光『喜んでぇ(≧▽≦)!!大輝〜、大好きぃ!!愛してるぜ(*^^*)!!チュッ♡(大輝を引き寄せて、頬にキスする)』

大輝『た、大光〜…//』


大輝「ふふふっ…//」←妄想中

大昇「こんぴー?おーい、こんぴー?」

大輝「あぁ、大昇!ごめん…」

な、何を妄想していたんだ、俺は!!

しっかりしろ、俺(>_<)!!

大昇「こんぴー、大光にチョコを渡すの?手作り?」

大輝「どっちが良いと思う?」

大昇「うーん…手作りが一番いいけど、料理が苦手なら市販でも…」

大輝「いや、俺は手作りで行く!ありがとう、大昇!」

大昇「ど、どういたしまして…(・_・;)?」

大昇にお礼を言って飛び出し、スーパーで板チョコを数個程、

購入して、カフェ『トゥルースラブ』へと急いだ。

まずはバレンタインデーに向けて、手作りチョコの練習だ…!

3→←たいこんぴのバレンタイン



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作者名:セーラーローズ | 作成日時:2024年1月22日 20時

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