今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:1,588 hit
小｜中｜大
Episode 50 ページ2
*
「おはよう、A」
「おはよう佐野くん」
あれから、朝迎えに来てくれるのは
隼から佐野くんになって
一番そばにいる時間が長いのも
隼から佐野くんになった
学校へ行っても佐野くんと一緒にいるから
隼といる時間はほぼ、なくなった
隼はあたしがいなくても
いつも笑顔だし
隼の周りにはいつも人がいる
隼は人気者だから。
隼が笑って見つめる先には
いつも自分がいた
けど、今もう…。
寂しいけど、
それが普通なんだよね
でもそれ以上に寂しいのは
葉月がなんとなくあたしを避けてる気がすること
佐野くんと付き合うことに
反対だったのは分かるけど…
なんでなんだろうな…
「A？考えごと？？」
「え？」
「俺の話し聞いてた？
うわの空だと俺、辛いんだけど。泣」
「いや！聞いてる！聞いてるよ！」
「ウソウソ！どした？何か悩んでる？」
そう言ってなんだかんだ
あたしを気にかけてくれる、優しい佐野くん。
あたしは葉月のことを話した。
*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 19人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夜ふかしちゃん | 作成日時：2018年2月12日 0時
