Episode 10 ページ10
*
あたし達はよく保健室でお弁当を食べる
大体はなにか悩んでるとき。
なにかっていうか、隼のことがほとんどだけど。
「なんで一緒に食べないの?」
「だって!彼女がいるんだよ!?
申し訳ないじゃん…」
「約束してなかったから
あたし達と食べようって言ってきたんじゃないの?」
「そうだったとしても…。
あたし、今隼の顔見たら泣いちゃいそうで…」
「あぁ〜…A。よしよし」
目に涙をためるあたしを見兼ねて
葉月はよしよしと頭を撫でる
「…葉月が彼氏だったらな」
「あたしは、Aが彼女なんてヤだけど」
「え!?ひどいっ!」
「…だって可愛いから不安になる。誰かに取られそうで。」
「…うっ。やられた。」
「やっぱりあたし、男に向いてるのかもー」
「でも、葉月にはあたしの親友でいて欲しいから女の子でいてください」
「…ねぇ、さっきからなんなの。(笑)」
「んーん!でもありがとう!」
葉月は「気持ちわるっ」って言ってたけど
ほんとだよ。
葉月が居てくれなきゃ
あたし立ち直れなかったよ
…まだ立ち直った訳じゃないけどね
*
54人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まるのすけ(プロフ) - 続編気になります!お願いします! (2018年1月31日 18時) (レス) id: 1e002853b4 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - この作品大好きです! 続編書いてください!!お願いします!! (2018年1月20日 22時) (レス) id: 56a08ab818 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夜ふかしちゃん | 作成日時:2017年10月11日 0時