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Episode 9 ページ9

*



「ありがとっ!助かった〜」


「いいえ〜。」


佐野くんはお礼を言うとすぐに教室を出て行った


…なーんか、イメージと違う。
佐野くんって冷たい感じだったけど
すごい可愛い顔で笑うんだ…



「なっなによ!?」


前を向くとなんだかニヤついた葉月


「ふぅ〜ん。」


「言いたい事は分かってます!でも全然!
佐野くんのことはそーゆう目で見てないから!」


「あたしまだなんにも言ってないんだけどー」




ニヤニヤ笑う葉月を睨みながら

お弁当を取り出す



あ、そういえば…


「A〜!弁当食べようや!」


案の定誘ってくる隼



いつも葉月とあたしと隼で3人で食べてるけど…

そんな、笑顔で言われても…


「隼くん、ごめんね〜!あたし達今日
女だけの秘密会議があるからまたね!」


困っているあたしに気づいた葉月は
とっさにそう言ってくれた


「そ、そうなの!…だから隼は…
彼女とでも食べなよ」


「え?…あぁ、そうやな…」


そのまま葉月に手を引っ張られながら
教室をあとにした

自分で言ったのに

隼と彼女が笑いながらお弁当を食べる光景が浮ぶ


「はづきぃ〜…」


「はいはい、泣かない!もう少しで保健室だから」




保健室へ向かう途中
あたしの名前を誰かが呼んだ気がしたけど
涙で視界がぼやけてて
誰だったのかわからないままだった



*

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まるのすけ(プロフ) - 続編気になります!お願いします! (2018年1月31日 18時) (レス) id: 1e002853b4 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - この作品大好きです! 続編書いてください!!お願いします!! (2018年1月20日 22時) (レス) id: 56a08ab818 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜ふかしちゃん | 作成日時:2017年10月11日 0時

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