今日:1 hit、昨日:13 hit、合計:32,314 hit
小｜中｜大
Episode 47 ページ47
*
「…なんの用？」
あたしが聞く前に佐野くんがそう言った
佐野くんの顔は横からでは
表情がはっきりわからなくて余計に胸が騒ぐ
「Aに話がある」
隼はあたしだけを見つめていた
…ドクン
多分、いま隼と二人きりになったら
あたしの気持ちは止められなくなる
今でさえ隼がいるだけで
こんなにもドキドキしてるのに
隼の話がなんなのかはわからないけど
佐野くんのことを考えると
あたしは佐野くんの手を離すことができなかった
ただ立ち尽くすあたしを見て佐野くんは
繋いでいる手に力をこめた
「また今度にして」
あたしの代わりに
また佐野くんが言う
あたしは俯いたまま
佐野くんに手を引かれながらその場を後にした
隼の視線を背中に痛いほど感じながら
*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 54人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まるのすけ(プロフ) - 続編気になります！お願いします！ (2018年1月31日 18時) (
レス) id: 1e002853b4 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - この作品大好きです！ 続編書いてください！！お願いします！！ (2018年1月20日 22時) (レス) id: 56a08ab818 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夜ふかしちゃん | 作成日時：2017年10月11日 0時
