弱虫で、強虫な。 2【JWEST】 (ページ45)

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90話ページ45

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中「それって俺ら8人でデビュー出来るってことですか…？」

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ジャ「まだ確定じゃないけど

Youたちの絆に負けたよ。

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8人でデビュー、

あると思っていいから」

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ジャニーさんの言葉を頭の中で再生する。

「 8人でデビューあるって思っていいから」

それって…っ！！

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小「や、やったあああ！！！！」

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俺の声を筆頭にみんな一斉に喜び出す。

ジャニーさんの困ったように笑う顔も目に入らんくらい

8人で喜びあった。

やっと、やっと夢が叶うんや。

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小「 A！

これから俺らずっと一緒やで！！」

貴「うん！

ほんまにほんまにありがとうっ！」

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ジャ「これからどんな困難が立ちはだかるか分からない。

でも、Youたちなら乗り越えられるって信じてるから。

頑張りなさい」

「「「はい！！」」」

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ジャニーさんの部屋を出た後も

俺らの興奮は冷めへんかった。

長年の夢が叶う喜びは計り知れんかった。

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中「これで、俺らの新時代の幕開けや！

てっぺんとるぞ！！」

「「「おぉー！！」」」

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8人でデビュー出来た今、

今度の夢は8人でてっぺんを取ること。

この夢に向かって真っ直ぐ進んでくだけや。

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そしてあの日から1ヶ月後の4月23日。

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重「俺達が！！」

「「「ジャニーズWEST！！」」」

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8人であべのハルカスの屋上でデビュー発表をした。

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3度目のデビューはジャニーズでは異例の出来事で、

マスコミが騒ぎまくっとった。

それに、ジャニーズの紅一点のAがデビューすることも。

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でもそんなん気にせえへん。

俺は守りたいものを守るために

大事なメンバーと一緒に前を向くだけや。

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そう思てたのに。

日に日に増すAへの悪口。

Aに対する嫉妬の気持ちが

「いじめ」という卑劣な方法で発散されよる。

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俺らは、もうあの頃みたいに戻れんのかな？

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