弱虫で、強虫な。【JWEST】

16話 ページ17

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ラジオの収録が終わった私らは、


スタッフさんに挨拶をして部屋を出た。









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今日の仕事はこれで終わり。








ラジオって座ったまんまやから腰痛なるわぁ 笑









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「 A 」









貴 「 ？！ 」









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帰る準備をしとると、


突然声をかけられた。









驚いて呼ばれた方向を向くと、









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貴 「 なっ中間さん？ 」









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淳太くんが怖い顔をして立っていた。


その顔に少し恐怖を感じる。









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中 「 …ちょっと来い 」









貴 「 え？ 」









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そう言って しげ と のん に


「 先帰ってて 」と声をかけると、


私の手をひいてその場から連れ出した。









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中 「 入って 」









貴 「 は、はい 」









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連れてこられたのは収録が始まる前に待機していた部屋。









言われるがまま部屋に入ったけど、


めちゃめちゃ怖い。









私…なんかしてもたんかな？









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中 「 … 」








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部屋に入ってしばらく経ったけど、


淳太くんは何も言わへん。









ただ怖い顔をしたまま、


私の顔をじっと見てくる。









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えっ、なに、ほんまに怖いねんけど。





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中 「 お前さ、 」









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しばらく経ってやっと淳太くんが口を開いた。









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中 「 …なんでジャニーズ辞めへんの？ 」









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やけど、その口から出た言葉は


あまりにも唐突すぎるものやった。









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