弱虫で、強虫な。【JWEST】

14話 ページ15

中間 side









最近、Aが上機嫌や。









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前までは俺らの顔色を伺って


毎日ビクビクしとったのに、


最近は妙に明るく、挨拶までしよる。









それによく携帯を見ながらニヤニヤしよるし、


何があったんや？









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別にAのことなんかどうでもええけど


…なんか気になんねんな。









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中 「 なぁ、照史 」









桐 「 ん？なに？ 」









中 「 …最近、Aのやつおかしくない？ 」









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俺は隣でうどんを食っとる照史に疑問をぶつけてみた。









ってか掃除機みたいな吸引力でうどん食いよるな←









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桐 「 あっ！俺もそれ思た！


なんちゅうか…明るくなったよな 」









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あ、照史もAの変化には気づいとったんや。









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中 「 …せやんな。


なんか1人でニヤニヤしたりすることも増えたし…


なんか気になるんやけど 」









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そう言った俺を見ると照史は、









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ﾊﾟﾝｯ









中 「 痛っ！！ 」









桐 「 まぁ、どうでもええやん。


勝手に明るくなろうが一人で笑とろうが


ほっとったらええやん！ 」









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笑いながら俺の背中を叩く。








めちゃめちゃ痛いんやけど←









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中 「 …まぁせやな、ほっとくわ 笑 」









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あんなやつに興味なんかないし。









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やけど、たまに思うんや。









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" なんでこんな関係になったんやろ？ "









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って。









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昔はAのこと大好きやったのにな。









いつの間にかAの言動1つ1つにイライラして、


気づいたら “ 好き ” から “ 嫌い ” に変わっていた。









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俺らが “ Aをいじめとる ” からAが


孤立しとるっていうのは分かっとる。









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やけど、Aを見ると無性にイライラして


あかんことなんは分かっとるのに


暴言吐いたり、暴力ふるったりしてまう。









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中 「 …あぁ〜 」









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なんか頭痛なってきたわ。









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