1081「見抜く達人」玉森side ページ31
玉森side
今日は、宮田とミツと俺の三人で早朝からロケ。
移動の車から窓の外を眺めれば、雪…。
「雪で道路、渋滞してるんで、到着したら すぐ着替え、お願いします。」
………
はぁ…ぁ、、
…、、、
今日、何度こうして溜息をついた事だろう…
(北山)「…?」
そんな俺に、キタミツが何度も目を配ってきている事は分かってはいた。
キタミツって…、気持ちを見抜く達人だから。
特にメンバーに対しては。
……
……
はぁ…、、ぁ
仕事…しなきゃ…、
俺、公私混同は嫌いだし…、
……………………………
……………………………
……………………………
……………………………
「はい、じゃ、お願いしますー!」
……
今、インスタとかで人気のパンケーキ屋。
(玉森)「うん!美味い!
俺、甘いのはダメなんだけど、これは いけるわ!」
(宮田)「おぉ〜、すげー美味そう!
めっちゃ食べてるし〜、美味しさを物語ってるね〜」
(北山)「この ふわふわのクリームは…?」
「こちらは、生乳100パーセントで お砂糖を一切使用していなくて……」
……………………………
ロケがスタートして、朝からパンケーキ2枚。
って、キツっー/!
あっ、でもAちゃん、このお店 好きそうー!
帰ったらAちゃんに教えて…、、
……、、
…あっ、そうだった、、
Aちゃんは…
……、、
Aちゃんと俺は…
……………………………
……………………………
(北山)「なんか あった?!」
ロケ先のケーキ屋さんの仕込み作業の関係で、一時ロケ中断で、俺らは30分ぐらいの待ち時間ができた。
それを見計らうようにミツが話し掛けてきた。
きっと…、俺のテンションとか…様子とか、、そういう頃合いを見て、気にかけてくれてのタイミングだって、すぐに分かった。
だけど、俺は…
(玉森)「ん?何が?」
…とぼけた。
心配掛けたく無いし、プライベートを仕事に持ち込んでるのが カッコ悪いし、うん…なんだか、まだ話す気持ちになれなくて、その話題に触れられたく無いっていうのかな…、、
なんか へんなプライドがあって。
(北山)「Aちゃん?だっけ〜?!
どうよ?!」
そんな俺のこと、ミツは…何でも お見通しなんだなっ。
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作者名:ともこ | 作成日時:2018年10月23日 23時