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貴女side



声が聞こえる。


何を言っているのかは、分からない。
言葉を、今理解するだけ無駄だと思った。
聞いたって、俺の意思が変わることはない。
今、大声で言葉を発している人は俺に良くしてくれて約束してくたけど、助けてはくれなかったから。


”私”が暴力を受けても、罵声を浴びても助けてくれなかったから。



だから俺は、死*のうと思った。


だって、此の世界で生きることは兎に角俺にとって、とても辛い事だから。
俺は別に、辛い事が好きな分けでは無い。

”私”の時だってそうだった。



もう、限界だった。

耐えられると思えなかった。

だから、死*のうと思う。




高層ビルの屋上から飛び降りて。


投身○殺で死*のうと思うのには、理由(ワケ)がある。
昔、空を飛べたなら……と、何度も思ったからだ。
幸せか不幸かも、簡単に決める事すら出来なかったのだ。
どう死ぬ*かぐらい、自分で決めてもいいはずだ。



只、最後にさっきから大声を発している奴に一言言ってから死*のうと思う。
俺から君へ、最高の呪詛(言葉)を。

あ「さようなら。
  貴方は、”私”との約束を守らなかった。
  だから、”私”は死*んだ。
  絶望しながら、貴方を想い乍ら。
  今、俺が此処にいるのはお前が………


  お前が、”私”を殺*したからだ。


  …”私”が還ってくることは永遠にない。
  永遠にだ。」

もう、終わりにしよう。

あ「永遠に苦しめ、一宮京吾(かずみやけいご)
  ”私”を殺*した罰だ。」

俺はそう言って、屋上から身を投げた。

一「止めろッ!秕ッ!」

最後に、この言葉だけは理解した。
お前に、”私”()の名前を呼ぶ資格などないのに。

空に身を投げ意識がなくなる直前に、俺はこう呟いた。


あ「どうか、”私”に安らかな眠りを。




  そして、どうか……




  ・




  ・




  ――――――――――――――。」





○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

八月五日

大幅に、変えました。(修正ともいう←)

02→



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夏目 - 続きが気になるぅぅぅぅぅぅ!まぁ学生なら仕方ないですよね!あはは...。 (2017年12月26日 19時) (レス) id: 0696f10d44 (このIDを非表示/違反報告)
凜心 - 有難うございます!僕は、学生という事で中々更新できなくてすいません。 (2017年10月5日 21時) (レス) id: 203bd2f291 (このIDを非表示/違反報告)
焼き鳥 - 続きが気になって眠れない←(おい)頑張ってください! (2017年10月5日 20時) (レス) id: 71dfd3d67b (このIDを非表示/違反報告)
レイニー - 千秋さん!ありがとうございます!これからも、頑張ります! (2017年4月23日 13時) (レス) id: 4a2ea10aed (このIDを非表示/違反報告)
千秋 - 面白いっ!! 続き楽しみにしてます!!wktk (2017年4月17日 22時) (レス) id: a883c0075e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凜心 | 作成日時:2017年3月23日 14時

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