ナンパされたよ ページ10
見た途端激おこの天喰くん
ずんずん先に進む天喰くんを止めるためにミリオが屹度頑張ります
若干シリアス(？)なのにギャグ要素になっちゃった…(笑)
＊
「ねぇ、君たち暇？」
背後からの軽い台詞に思わず振り向くと、チャラい大人がにっこり笑っていた
此方を凝視する大人に身を竦めると、ねじれちゃんは立ち上がる
「あの、私たち連れがいますので」
いつもの無邪気な様子からは感じられない強い口調にごくりと唾を飲むと、1人が「えー」と近寄ってきた
「そんなこと言わないでさー
君たちみたいな可愛い子ほっとく奴なんかより俺たちのがいいって！」
「あの、本当に、私たち…」
思わず私も1歩足を踏み出すと、行成手を掴まれる
「はっ、離して…！」
「ちょっと、いい加減にしてください」
「ほら、君もさっ、ねっ？」
ザッと囲まれて、もう逃げ場はない
やけに汗ばんだ男の手に掴まれた腕が気持ち悪い
危険を察知したねじれちゃんが思わず個性を発動しようと姿勢を変える────
「────何してるんだ」
聞こえた低い声にぎゅっと瞑った目を開けると────数メートル先には天喰くんの姿
ここからでもわかるくらい────天喰くんは顔を顰めていた
「は、なにって…」
まだ天喰くんの怒りに気づかない男が嘲笑って答えようとするも、ガシッと何かか足を掴む
「ん？」と男が下を向くと────地面からぬっ、とミリオが顔を出しながら足を掴んでいた
「うわぁああっ！？んだコイツっ！！」
「砂浜の中に引きずり込んじゃうよー」
ぬぬぬ、と砂浜に沈みこんでいくミリオに、大人たちは顔を真っ青にし出す
「きっ、気味がわりぃ！！」
慌てて逃げる男たちの姿が遠ざかるのを見て、ねじれちゃんは息を吐く
「はぁ…、良かった
ありがとう天喰くん、通形！」
先程とは打って変わってにっこり笑うねじれちゃんに対して、私はまだ恐怖感が薄れない
自分を守るかのように抱き締めていると、天喰くんがそっと目の前にきて
「…もう大丈夫」
危ない目に遭わせてごめんね、と買ってきてくれた飲み物を差し出す天喰くん────あぁ、本当に君は優しい
「ありがとう、天喰くん、ミリオ…」
そう微笑むと、2人も顔を綻ばせて────不意に視界に落っこちたミリオの水着が目に入って────
「きゃあぁああ！」
トンデモ光景を見てしまい、私は高く悲鳴を上げるのだった
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豆腐ちゃん - 環くん…………最高すぎだろ…… さては、主さん天才だな！？神なんだな！？、いや本当にこの小説の人たちには同担拒否が仕事しないww (2023年3月12日 23時) (
レス) @page19 id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
あろま(プロフ) - 鈴蘭さん» コメント気づかなくてごめんなさい…！コメントありがとうございます！2回目の閲覧なのですね…、嬉しいです！環くん出てきましたね…！私も大興奮でした！これからも頑張ります！ (2019年12月30日 16時) (レス) id: 3a55b14ac0 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭(プロフ) - 数ヶ月ぶりにまた見に来ました！相変わらず素敵な作品ですね！いよいよ環くんアニメで出てきましたね！これからも頑張ってください！ (2019年12月1日 11時) (レス) id: c40cd9804d (このIDを非表示/違反報告)
あろま(プロフ) - 雫さん» コメントに気づくのが遅くなってごめんなさい…！コメントありがとうございます！素敵な作品…、更に好きとまで言って頂けて至福の極みです…！うわああ、天喰くんを更に好きになったというその言葉が一番嬉しいです…！これからも色々な作品で頑張ります！ (2019年8月15日 9時) (レス) id: 3a55b14ac0 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - かなさん» とっっっても素敵な作品でした！！あろまさんの作品めっっっちゃ好きです！！！更に天喰くん大好きになりました！これからも応援してます！頑張って下さい！ (2019年8月2日 20時) (レス) id: b93c2cbed7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あろま
| 作成日時：2019年4月14日 23時
