夜中に電話を掛けたよ ページ17
起きてても起きてなくても彼女からの電話には出そうな天喰くん
「声が聞きたかった」って言う彼女に面食らって電話越しに頬赤くしてると美味しい(白米いけます)
天喰くんと電話したいー！！！
＊
夜、私はトーク画面のアプリを開いたままうずうずしていた
相手は勿論天喰くん────というのも、急に声が聞きたくなってしまった
「電話したいけど…、もう遅いんだよなぁ」
時計はもう12時を過ぎていて、眺めているとまたカチリ、時が進んだ
「悪いよなぁ…」
そうは思っても、数日前のハロウィンのことを思い出していたらドキドキしてきてしまったのだ
(うぅ…ダメだ、天喰くんが頭から離れないよ)
会いたいと、近づきたいと、声が聞きたいが重なって、私は堪らず電話を掛けた
3回目のコールで天喰くんと電話が繋がる
『A？』
「あっ、天喰くん！」
耳元の天喰くんの声に思わず声が裏返る
そんな私にくすりと笑ってから、天喰くんは『どうしたの？』
「え、その…、用があるとかじゃないんだけど
天喰くんの声、聞きたくなっちゃって」
自分で言っておいて恥ずかしくなって頬を押さえると、電話越しで天喰くんが息を呑む音が聞こえる
『…なに、それ…、困る…』
はぁ、と溜息混じりの言葉に心臓がヒヤッとする
困る────そうだ、だってこんな夜遅くに、用がある訳でもないのに
「えっ、あ、そうだよね、困るよね！ごめん、すぐ切る────」
目がじわっとなって、慌ててスマホを耳から離すとふためく天喰くんの声が
『ち、違う…！
そういう困るじゃなくて…、その、可愛くて、困る』
俺も、声、聞きたかったよ
天喰くんの囁きは、いつもより少し低くて、甘くて────胸がきゅっとなった
「あ、そ、そっか…」
急な台詞にときめいてしまっていると、天喰くんも恥ずかしくなったのか黙り込んでしまう
「…天喰くん、何してたの？」
恐る恐る問うと、天喰くんが『今日の復習』なんて言うものだから呆気に取られる
「天喰くん、本当に努力家で尊敬するよ…」
『いや…、こうでもしないとミリオに追いつけない』
力強い天喰くんの声音にハッとする────そうだ、この間からずっと、天喰くんは張り切っている
ライバルでもあり、親友でもあるミリオを追い越す為に
「今度のテストで越せるよ」
近くで見てるからわかるもん、そう言うと、天喰くんは『…ありがとう』と柔らかく微笑んだ
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豆腐ちゃん - 環くん…………最高すぎだろ…… さては、主さん天才だな！？神なんだな！？、いや本当にこの小説の人たちには同担拒否が仕事しないww (2023年3月12日 23時) (
レス) @page19 id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
あろま(プロフ) - 鈴蘭さん» コメント気づかなくてごめんなさい…！コメントありがとうございます！2回目の閲覧なのですね…、嬉しいです！環くん出てきましたね…！私も大興奮でした！これからも頑張ります！ (2019年12月30日 16時) (レス) id: 3a55b14ac0 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭(プロフ) - 数ヶ月ぶりにまた見に来ました！相変わらず素敵な作品ですね！いよいよ環くんアニメで出てきましたね！これからも頑張ってください！ (2019年12月1日 11時) (レス) id: c40cd9804d (このIDを非表示/違反報告)
あろま(プロフ) - 雫さん» コメントに気づくのが遅くなってごめんなさい…！コメントありがとうございます！素敵な作品…、更に好きとまで言って頂けて至福の極みです…！うわああ、天喰くんを更に好きになったというその言葉が一番嬉しいです…！これからも色々な作品で頑張ります！ (2019年8月15日 9時) (レス) id: 3a55b14ac0 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - かなさん» とっっっても素敵な作品でした！！あろまさんの作品めっっっちゃ好きです！！！更に天喰くん大好きになりました！これからも応援してます！頑張って下さい！ (2019年8月2日 20時) (レス) id: b93c2cbed7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あろま
| 作成日時：2019年4月14日 23時
