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「じゃあAが癒してよ」
先程の疲れ切った表情は一体どこへ。ホークスは私を引き寄せると腕の中に納めて軽く口付けた。
「ん…っ、ぁ、だめ、事務所なんかで」
「誰もいないんだから、良いでしょ？」
もう彼はその気満々なようで、私の首筋に赤い舌を這わせて低い声で囁く。
それでも渋る私を見兼ねてホークスは前髪の上から額にキスを落とした。
「…意地悪したね。仮眠室行こっか」
仮眠室だって、今日は誰もいなくてもサイドキックさん達がいつも使ってるのに。
そんな公共の場でこれから秘め事をするのかと思うと羞恥と、ほんの少しの興奮が湧き上がる。
そんなことを考えているうちに寝台に降ろされ、気づけばアウターを脱ぎ捨てたホークスが覆いかぶさっていた。
黄金の瞳に見詰められてそのままキスを交わす。
唇を離すとホークスははぁ、と熱い息を吐き出して私のシャツに手をかける。
──────いつもいつも、このときに貴方が切なそうな表情を浮かべているのは、どうして？
「…、…それで……、りょ…、ってる…」
誰かの会話で目が覚めた。
「ん…」と身をよじって起きると、大きな翼が目に入る。
ホークスは右手をだらりと下げていた──────その手には黒いスマートフォン。
あれは仕事用でもプライベート用でもない、謎のスマートフォン。ホークスは時々誰かと連絡を取っているみたいだけど、相手が誰か私は知らない。
「…ーくす？」
驚いた。掠れた声を絞り出すとホークスはハッと振り向いた。
そのままいつもの「おはよう」と共に甘い微笑みを浮かべることもしないで私をぎゅっと抱き締める。
「…え？ちょ、ホークス…？」
戸惑う私にまるで「黙って」と言うようにホークスは更に力を強くした。
普段は意識しないけど、細いのに筋肉のついた腕がキリキリと私を締め付ける。
痛みに耐えながらそっと背中に腕を回す──────彼の背中は傷だらけで、翼は初めて夜を共にしたときのように震えていた。
いつも以上に弱り切った姿にどうしていいか分からなくなる。取り敢えず名前を呼ぼうと口を開くと、私より先にホークスが言葉を発した。
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あろま(プロフ) - オーバーさん» こちらこそリクエストありがとうございました！お気に召して頂けて光栄です！期待させてしまってすみませんでした…。楽しみにしてらっしゃいましたよね…。なんて優しいんですか…！感謝感激です！頑張ります！ (2019年9月25日 23時) (
レス) id: 3a55b14ac0 (このIDを非表示/違反報告)
オーバー - リクありがとうございます！とても良かったです(´ω`*) ホークスの新作の件は残念でしたが、あろまさんの書く小説が大好きなので、大丈夫です(`ω´)b 執筆お疲れ様でした！！ (2019年9月25日 21時) (レス) id: 50e4bb27d4 (このIDを非表示/違反報告)
あろま(プロフ) - オーバーさん» お久しぶりです、オーバーさん！弔くんのお話好きですか…！？嬉しい限りです！鬼滅の方も読んでくださって感激です…！これからも頑張ります！ (2019年9月21日 23時) (レス) id: 3a55b14ac0 (このIDを非表示/違反報告)
オーバー - お久しぶりです、あろまさん！ 死柄木くんのお話好きです(´艸`) 鬼滅も楽しく読んでます(´ω`*) 更新ファイトです！！ (2019年9月21日 21時) (レス) id: 50e4bb27d4 (このIDを非表示/違反報告)
あろま(プロフ) - オーバーさん» リクエストありがとうございます！そうなんです！ついにホークスの新作を書きます！ずっと書きたかったお話なので自分でも楽しみです(笑)アネモネいつか書こうと思っていたので嬉しいです！了解です、荼毘ですね！いつもコメント感謝です！全力で書きます！ (2019年8月26日 11時) (レス) id: 3a55b14ac0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あろま
| 作成日時：2019年7月1日 22時
