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TY side
どうやらAちゃんは天才らしい。
や、何年も前からバレンタインにくれるお菓子のクオリティーは凄かったけど。
ケーキを頬張った瞬間、しっとりしたスポンジに程よい甘さのクリーム、クリームチーズとサツマイモのハーモニーが口の中に広がってナントカ、とにかくめちゃくちゃに美味しかった。
普段は干し芋ばっかり食べてるけど、Aちゃんが作ってくれるスイーツは特段に美味しい。
あつ森もサツマイモも、ケーキの全てからAちゃんの愛を感じて胸がほくほくしてる。
だけど無我夢中でケーキを頬張っていたことに気付いて、なんだか恥ずかしさと共にAちゃんに振り返った。
TY「Aちゃん、これほんとに美味し…」
…柔らかくて
クリームみたい、でも
クリームよりも、ずっと甘い。
Aちゃんの香水がふわりと香れば、
伏せた目をゆっくりと開ける彼女の姿。
突然重なった唇に少し驚くけど、
やっぱりアルコールが入ってるからか、ほんの少し赤らんだ彼女の頬と とろけるような視線を感じれば
…俺の心も、Aちゃんのもとまで
まるで美しい花に誘われた蜜蜂のように、惹かれていく。
「…クリーム、いっぱい付いてた」
TY「…取ってくれたの？」
「んー、それは口実？」
TY「…え？」
「…ポッポしたかったの」
TY「…」
…君って子は。
えへへと笑うAちゃんの、その温もりは
数週間ぶりに感じるもので
もっとそばに居たいと強く感じるし、
…もっとそばで、触れていたい。
その小さな顎を優しく引き寄せて、今度は俺から口づける。
ふっくらした感触が心地よくて、
ついつい何度も角度を変えてしまう。
Aちゃんがくすぐったそうに微笑むから、
俺も少しだけ恥ずかしくなって
鼻先をすり合わせながらも、そっと唇を離した。
「…不思議」
TY「…え？」
「ふふっ、…久し振りに会うからかなぁ」
TY「うん？」
俺の頬に触れながら額同士をこつんとくっつけて、Aちゃんはまた微笑む。
「あーあ、こんなに可愛いのに」と困ったように笑って、
「…いつもよりずっとかっこよく見えちゃうなぁ、」
困っちゃった、どうしよう
わたし、テヨンアにすごく会いたかったみたい
…柔らかな笑顔でそう言う。
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミル - 学生時代の話の続きがとても気になります！更新頑張ってください！応援してます！ (2021年4月25日 10時) (
レス) id: c8b41b322c (このIDを非表示/違反報告)
なおてぃん(プロフ) - はじめまして！このお話本当に大好きです！！これを読んでいたら2日連続でテヨンくんが夢に出て来てくれました…更新楽しみに待っています！！(^^) (2021年2月22日 0時) (レス) id: 600e5004d6 (このIDを非表示/違反報告)
Jun(プロフ) - はじめまして！全てのお話が最高すぎて感想をお伝えしないわけにはいきませんでした…ほんとに大好きです。これからも楽しみにしております！ (2021年2月18日 21時) (レス) id: b71dc645fd (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - ぴっぴ。さん» はじめまして〜〜コメントありがとうございます!!本当に期待です（ ; ; ）ハッピーバレンタインです〜（ ; ; ）（ ; ; ） (2021年2月10日 12時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴっぴ。(プロフ) - おはようございます！はじめまして！CDTVの見ました！！！期待しちゃいますよね（ ; ; ）ハッピーバレンタイン！！！！！！！ (2021年2月10日 10時) (レス) id: 1b43d45694 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りの | 作成日時：2021年2月6日 21時
