・ ページ42
.
TY「…Aちゃん」
「味…どう？」
TY「……天才…？」
「え？(笑)」
TY「…美味しすぎて美味しいって言葉じゃ表せないくらい美味しいよ…」
「ほんと！？」
TY「しかもこれ… サツマイモのクリームだよね……？」
「そう正解！スイートポテトケーキにしたよ〜♪」
テヨンがテンション100%の時の印、もはや言語化できない可愛い声(またの名をテョン語)をあげながらケーキに夢中になるテヨン。
彼の大好きなサツマイモをクリームやペーストみたいに色々な形に変えて、ケーキに盛り込んでみた。
TY「美味しい！！！！Aちゃんすごい！！！！」
「あははっ、やった〜！」
普段のオーラ全開な最強リーダー、その面影はどこにも無くなって
無邪気に喜ぶ可愛いテヨンの横顔。
ぱくぱく食べてくれるものだから、私も嬉しくなっちゃってまたシャンパンのグラスを仰いだ。
自分の手作りしたものをこんな風に口にしてくれること、本当に嬉しいの。
テヨンはこれまで幾度となく私の手料理を食べてきたけど、毎回新鮮な笑顔で感想をくれるんだ。
とっても優しいひとだなって、感じる。
Aちゃん、と何かを話しかけて私に振り向いた彼のその唇の端には、甘いクリームが付いていた。
不意に思い浮かぶのは、
…テヨンの唇の方が、もっと甘い だなんて
そんなほのかに色づいた考え。
どうやらご機嫌なのは、テヨンだけじゃないみたい。
この数週間のうちに積み重なった寂しさを、
シャンパンの泡と共に消してしまいたい って
…テヨンは、そんな私の想いを分かっているかな？
ああ、だめだ
…また、彼に触れたくなってくる。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1213人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミル - 学生時代の話の続きがとても気になります！更新頑張ってください！応援してます！ (2021年4月25日 10時) (
レス) id: c8b41b322c (このIDを非表示/違反報告)
なおてぃん(プロフ) - はじめまして！このお話本当に大好きです！！これを読んでいたら2日連続でテヨンくんが夢に出て来てくれました…更新楽しみに待っています！！(^^) (2021年2月22日 0時) (レス) id: 600e5004d6 (このIDを非表示/違反報告)
Jun(プロフ) - はじめまして！全てのお話が最高すぎて感想をお伝えしないわけにはいきませんでした…ほんとに大好きです。これからも楽しみにしております！ (2021年2月18日 21時) (レス) id: b71dc645fd (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - ぴっぴ。さん» はじめまして〜〜コメントありがとうございます!!本当に期待です（ ; ; ）ハッピーバレンタインです〜（ ; ; ）（ ; ; ） (2021年2月10日 12時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴっぴ。(プロフ) - おはようございます！はじめまして！CDTVの見ました！！！期待しちゃいますよね（ ; ; ）ハッピーバレンタイン！！！！！！！ (2021年2月10日 10時) (レス) id: 1b43d45694 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りの | 作成日時：2021年2月6日 21時
