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“なんだよ(笑)”
“よこしまな気持ちでこんなこと始めたと思われたくなくて(笑)”
“ごめん、悪かった”
“ううん、大丈夫！”
“俺にこんなことしてくるの、Aちゃんが初めてでびっくりした”
…その顔で、そのキャラで、ちゃん付け。
なかなかポイント高いぞ、テヨンくん。
私は思いきって彼の腕を肘でつついた。
案の定、肩を揺らしてびっくりした彼だけど、そこまで抵抗されてないような…？
少しずつ、テヨンくんが私に慣れてきてくれるのを感じた。
“せっかく同じクラスになれたんだし、仲良くなりたかったんだ”
そう、返事を送れば
…テヨンくんはまた、微笑んでくれる。
素直なひと、なんだろうなぁ。
そういうのって、素敵だな。
爽やかな黒髪と、冷たく見えて…
…無邪気な、大きな瞳。
しっかり通った鼻筋。
薄い唇。
クールな一匹狼とばかり思ってたけど、
どうやらテヨンくんはそうじゃないみたい。
テヨンくんが私への返事を書き終わり、
渡そうとメモを折ったところで、
チャイムが鳴り響いた。
授業が終わり、一気にざわつく教室。
…私たちが机をくっつける理由はどこにも無い。
思わず右側に目を向ければ、
テヨンくんも私と同じように戸惑った顔で
私を見つめている。
YR「ちょっとA！」
「えっ！？」
いきなり名前を呼ばれたかと思えば、机の周りを仲のいい子たちに囲まれていた。
…みんな、テヨンくんの方を怪訝な顔で見てる。
そんな目で見ないでよ、
そう言おうと口を開きかけたけど
その痛い視線に気付いたテヨンくんは、
…また、悲しそうな顔を一瞬見せたあと
いつも通り暗い顔でうつ向いてしまった。
YR「どういうこと…？イテヨンが笑ってるとこなんか初めて見たんだけど…」
「それは、ただお話してただけで、」
YR「あいつと話！？そんなことできるの！？」
矢継ぎ早に止まらない質問。
私がそれに答えるのにあたふたしてると、
会話の内容が耳に入ったのか、
テヨンくんは立ち上がって教室の外へ出て行ってしまった。
…去り際、私たちを一瞥して。
YR「…今、睨まれた？」
「いやいや！テヨンくんはそんな人じゃないよ、」
YR「テヨンくん！？あんたもう名前で呼んでんの！？」
「それは〜っ！」
…と、こんな調子で
ユリをはじめとした友達からの質問に、必死になって答えているうちに休憩時間が終了した。
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ミル - 学生時代の話の続きがとても気になります！更新頑張ってください！応援してます！ (2021年4月25日 10時) (
レス) id: c8b41b322c (このIDを非表示/違反報告)
なおてぃん(プロフ) - はじめまして！このお話本当に大好きです！！これを読んでいたら2日連続でテヨンくんが夢に出て来てくれました…更新楽しみに待っています！！(^^) (2021年2月22日 0時) (レス) id: 600e5004d6 (このIDを非表示/違反報告)
Jun(プロフ) - はじめまして！全てのお話が最高すぎて感想をお伝えしないわけにはいきませんでした…ほんとに大好きです。これからも楽しみにしております！ (2021年2月18日 21時) (レス) id: b71dc645fd (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - ぴっぴ。さん» はじめまして〜〜コメントありがとうございます!!本当に期待です（ ; ; ）ハッピーバレンタインです〜（ ; ; ）（ ; ; ） (2021年2月10日 12時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴっぴ。(プロフ) - おはようございます！はじめまして！CDTVの見ました！！！期待しちゃいますよね（ ; ; ）ハッピーバレンタイン！！！！！！！ (2021年2月10日 10時) (レス) id: 1b43d45694 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りの | 作成日時：2021年2月6日 21時
