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TY「…おれ、言葉にするの苦手でしょ」
「…うん？」
TY「でもね、歌詞にして整理したら、なんか〜、自分の言いたいことがスッキリするの」
「うん」
TY「ふふ、おれが〜、あっ、ううん。Aちゃん、高校出て専門行って、就職したじゃん。その年におれたちデビューして」
「…」
TY「一気に社会との付き合いが増えて、ほら、その頃Aちゃん、飲み会とかた〜っくさん！行くようになったじゃん」
TY「おれ、すっごい不安だったの。アイドルよりも一般人の方が会いやすいし、休みの日も堂々とデートできる。それがおれにとってすっごいコンプレックスだったの」
TY「それでもいいって、私はテヨンアの夢いつまでも応援してるもんって、Aちゃん言ってくれたよね。嬉しかったよ、だけど」
TY「ん〜〜、おれは不安でね、この先大丈夫かなって。NCTとAちゃんどっちが大切なんて決められないくらい両方大切で、」
TY「それでもAちゃんと会えない時間が辛くて、苦しくて、Aちゃんのことがだいすきで、気付いたらこんな風に走り書きしてたの。」
TY「だからこの歌詞は、おれの本心。……怖がられちゃうかなって、今まで言えなかった。ごめんね」
ふふふっ、と
少しだけ自嘲するように、頬杖をついてテヨンは笑った。
……そんなこと、思ってたんだ。
確かに、
デビューして１、２年くらいの頃は
お互いに新しい生活が始まって、それまで以上に余裕が無くなって ぶつかり合っちゃうことも多かった。
テヨンはカムバして、練習して、海外行って、またカムバして。
私は私で研修だったりヘルプだったり、ファッションショーのお手伝いで各地飛び回っていた。
ナップンジの歌詞には、ただただ色っぽいだけじゃなくて
どこか張り裂けそうな切なさと、危うさと
テヨンという一人の人間の複雑な心の内が、曝け出されたような
そんな雰囲気が閉じ込められている。
私、てっきりテヨンの性格や趣味を理解してるつもりで
アルバム制作期間中に、“そういう”テンションでこの詞を書いたんだろうな、くらいにしか思っていなかった。
それなのに…。
「あ〜、言っちゃったぁ…」なんて、
若干後悔しているように、笑いながらテヨンは顔を覆ってるけど
…こんな風に想ってくれていたこと。
テヨンからのぎこちなくも真っ直ぐな愛情を、何年か越しに感じて
私は、嬉しかった。
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りの(プロフ) - 高橋ひなさん» コメントありがとうございます〜!!ご感想ありがとうございます本当に励みになります（ ; ; ）リクエストもありがとうございます!!お楽しみ頂けるように頑張って書かせて頂きます(^^) (2021年2月6日 17時) (
レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
高橋ひな(プロフ) - うなんとも可愛いお話をありがとうございます、めちゃめちゃ癒されます(TT)りの様のペースで構いませんので、、マクドンみたいに他のリクエストとしてネオカル達sideに写るテヨンと主人公ちゃんどんな感じか見たいです(*'▽'*)これからも応援してます！ (2021年2月6日 7時) (レス) id: d9aa64fe3e (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - みさきさん» コメントありがとうございます!!ご感想頂けて嬉しいです〜（ ; ; ）リクエストもぜひ書かせていただきます(^^)♪ (2021年2月4日 18時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - テヨンくんも主人公ちゃんもお互いに甘々でとても可愛いです!!リクエストなんですけど、NCTの他のメンバーに嫉妬するテヨンくんが見たいです!!よろしくお願いします(*^^*) (2021年2月4日 17時) (レス) id: d3ce958edf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りの | 作成日時：2021年2月3日 14時
